さて、今回我々が覗き見るのは、全国各地で目撃されている「全身真っ黒なバッタ」を巡る騒動だ。子供たちが「ゴルゴムだ!」と叫ぶその姿は、まさに特撮ヒーロー番組「仮面ライダーBLACK」の世界観を彷彿とさせる。一体この黒き使者は何なのか、スレの住人たちはどう反応したのか、早速見ていこうか。
黒き使者の出現、そして「ゴルゴム」の予感
最近、全国各地で全身真っ黒なバッタが捕獲されてるらしいんや!子供たちが捕まえて「ゴルゴムだ!」って騒いでるのがネットでバズりまくってるんだと。
なんとも衝撃的なタレコミから始まったこのスレッド。全身真っ黒なバッタとは、確かに耳慣れない話だ。そして、子供たちの純粋な反応が、ある世代にはたまらない響きを持つ。
そら子供も言うわな。見た目が完全に悪の組織の使いっぱしりやんけ。
「ゴルゴムの仕業」というパワーワードが早速飛び出したな。確かにその見た目、悪の組織の怪人と言われても納得してしまう。
なるほどな。生物学的には色素異常。でも見た目が強烈だからミーム化するってのはよくわかる流れ。
特に仮面ライダーBLACKのゴルゴムは、その世界観が暗くて怪人も個性的だったからな。バッタ怪人とかもいたっけ?
あったあった!クモ怪人とかコウモリ怪人とか、結構リアル寄りのデザイン多かったよな。バッタ怪人はあんま記憶にないけど、世紀王ブラックサンはバッタモチーフやしな。
ここで生物学的な見解と、特撮の知識が交錯し始める。仮面ライダーBLACKの怪人デザインは確かに秀逸だった。そして、主人公がバッタモチーフという核心を突く発言も飛び出す。この辺りから、スレの空気は一気にヒートアップしていく。
科学的視点と、深まる「ゴルゴム」の影
「色素異常」の一言で片付けちゃアカンで。地球の悲鳴や。
ここで一石を投じるレスが。確かに、珍しい現象には環境の変化が関係している可能性も考えられる。ただの生物学的現象で終わらせていいのか、という問いかけは重要だ。
ああ、そうか!ブラックサンがバッタモチーフだもんな。だからゴルゴムのイメージにぴったりなのか。納得。
ちなみにゴルゴムは人類が生まれるはるか昔から存在してて、5万年ごとに人類文明破壊してたらしいから、このバッタがその前触れって可能性も微レ存…?
仮面ライダー博士の知識がここでさらに深まる。ゴルゴムの壮大な設定が、今回の黒いバッタの出現と結びついて、「微レ存」という言葉で表現されるとは。ロマンが止まらない。
ソースは?
色素異常って言ってるけど、それただの幼虫が黒いだけじゃないの?
成虫になったら緑色になる可能性もあるんだろ?
ちゃんと確認したんか?
いや、≫1に書いてある通り専門家が幼虫段階で色素異常って言ってるし、成虫で真っ黒は激レアって言ってるやんけ。
ちゃんと≫1読めやカス。
それあなたの感想ですよね?
「色素の異常で、まれに黒やピンクになることがあるということです。」
これだけじゃ、黒いのが普通なバッタの幼虫の可能性も否定できない。
論点ずらし乙。
ここで「ソースは?」という、インターネットの定番が炸裂。イッチも負けじと反論するが、ソース要求ニキはさらに切り込む。このやり取り、まさにネットの醍醐味だ。しかし、この論争に終止符を打つ者が現れる。
倉敷市立自然史博物館の学芸員が「種内変異でたまに黒いのが出る。フィールドに出て、バッタの仲間を探しても、 (黒いバッタは)1割もいない」って言ってるぞ。
これを「普通」とは言えんやろ。
仮面ライダー博士、なんと専門家の見解を引っ提げて再登場!これにはソース要求ニキもぐうの音も出ないだろう。提供された参考情報にもある通り、専門家は色素異常や相変異が原因だと指摘しており、成虫で全身真っ黒なのは「大変珍しい」とされている。 この一撃で、科学的根拠の薄い論争は沈静化したかに見えた。
世紀王の誕生か、それとも地球の悲鳴か?
創世王と世紀王の戦いが始まるんやな。胸熱!
ええやん!南光太郎と秋月信彦やな!
ってことは、片方はシャドームーンになるんか…
ここで再び特撮ネタが炸裂!子供たちが仮面ライダーになるフラグだという夢のある発言に、イッチも乗っかる。しかし、その先に待つのは友情と裏切り、そして悲しい運命…これぞ仮面ライダーBLACKの真骨頂だ。
それな。
こういう奇妙な生物の出現は、何かの予兆なんだよ。
地球環境の変化か、それとももっと根源的な宇宙の変動か…
これは確実にDSかイルミナティの仕業だわ。
お前は陰謀論を笑い飛ばしてるけど、本当にそれが陰謀でないと言い切れるのか?
情報は常に操作されていることを忘れるな。
特撮の夢物語から一転、今度は陰謀論が登場。DSやイルミナティまで飛び出すとは、さすがインターネット。情報の真偽を見極めることの重要性を説くレスもあり、スレッドは混沌の様相を呈してきた。
全く同意。これは地球環境への警鐘と捉えるべきだ。
政府はもっと真剣に地球温暖化や海洋汚染の問題に取り組むべき。
環境警鐘家も再び参戦。黒いバッタを単なる生物現象ではなく、地球からのメッセージとして捉える視点は、私たちに考えさせるものがある。実際に、近年は環境問題が深刻化しているからこそ、このような視点も生まれるのだろう。
黒いバッタ、その結論は「ゴルゴムの仕業」?
様々な意見が飛び交った結果、イッチが出した結論はまさかの「ゴルゴムの仕業」。これぞインターネットの適当さ、そして愛すべきカオスだ。
このスレまとめ職人のレスは、まさにこのスレッドの全てを物語っている。諸説あり、という但し書きがまた良い味を出している。
まさかゴルゴムの仕業か!?
お前も結局そこに行き着くのかよwww
解散!
そして、あのソース要求ニキまでが「ゴルゴムの仕業か!?」と叫び、まさかの大団円。イッチの「解散!」で、この奇妙で愉快なバッタ騒動は幕を閉じた。最終的に科学的な根拠は示されたものの、人々の心には「ゴルゴム」というキーワードが深く刻まれたことだろう。
知的好奇心
黒いバッタの正体「メラニズム」と「相変異」
今回話題になった全身真っ黒なバッタの多くは、トノサマバッタの幼虫に見られる色素異常、「メラニズム」が原因だと考えられています。メラニズムとは、特定の生物種において、皮膚、毛、羽、鱗などに過剰な量の黒色色素(メラニン)が沈着することで、体が通常よりも黒くなる現象のことです。これは遺伝的要因や環境要因によって引き起こされることがあります。
加えて、トノサマバッタは個体群の密度に応じて体色や形態が変化する「相変異」という現象も示します。個体密度が低い環境で育つ「孤独相」では緑色や褐色が多いのに対し、個体密度が高まると現れる「群生相」では、より暗い色、特に濃いこげ茶色や黒色になることが知られています。これは、集団で移動する際に目立ちにくくする、あるいは捕食者への警告色としての役割を果たす可能性があると考えられています。 専門家の見解
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(画像は孤独相のトノサマバッタの例です。出典: Wikipedia)
謎多き物質「コラゾニン」
バッタの黒化には「コラゾニン」という物質が関与していることが分かっていますが、どのような環境や条件でこの物質が作用するかについては、まだ研究段階です。 コラゾニンに関する研究
珍しい現象の背景
黒いバッタの幼虫の報告は毎年いくつかあるものの、特に成虫が全身真っ黒になるのは「大変珍しい」とされています。しかし、2024年には宮崎県で全身真っ黒なトノサマバッタの幼体が見つかり、2025年10月には同市で幼い兄妹が一度に10匹以上の真っ黒なバッタを捕獲し、専門家が「これだけたくさんいるのは初めて見た」と驚くケースも報告されています。 宮崎での発見事例
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(画像は群生相のトノサマバッタの例です。出典: Wikipedia)
サブカルチャーと現実の交錯
この現象がインターネット上で「ゴルゴムだ!」と話題になったのは、特撮ヒーロー番組「仮面ライダーBLACK」の影響が大きいでしょう。バッタをモチーフとした主人公と、人類抹殺を目論む秘密結社「ゴルゴム」の戦いを描いたこの作品は、多くの人々の記憶に深く刻まれています。珍しい生物の出現が、私たちの文化的な記憶と結びつき、人類滅亡の予兆といった冗談交じりの憶測を呼ぶのは、まさに現代ならではの現象と言えるかもしれません。
※本記事は掲示板の投稿をまとめたものであり、その内容は個人の意見に基づいています。
