さて、今回我々が覗き見るのは、YouTubeという名の広大な海に、たった一人で漕ぎ出した若きクリエイターの奮闘と苦悩の物語だ。
現代のクリエイターエコノミーは、まさに玉石混淆。誰もが気軽にコンテンツを投稿できる一方で、その海はすでに飽和状態。再生数を伸ばすには、質の高いコンテンツはもちろん、視聴者の心を掴む戦略、そして何より「運」が必要とされる。一人の男の小さな疑問が、やがて大論争へと発展する…さあ、心して見ていこうか。
デビュー戦、まさかの大爆死!?イッチの悲痛な叫び
ええやん見たいわ
良かったら貼ってくれ
貼っていいぞ
ワイは見ないけどな
ワイは見るぞ
ありがと
撮影から編集終わるまで4日くらいかかったわ
編集してて割と楽しかった
主人公、イッチの悲痛な叫びからスレッドは幕を開けた。渾身の料理動画、しかし現実は厳しい。彼の動画を巡る最初のレスは、共感と、ちょっぴり辛辣な期待が入り混じる。この時点で、すでに現代のクリエイターエコノミーが抱える課題が浮き彫りになっているな。匿名掲示板に寄せられた彼の投稿は、オンラインコミュニティの二面性を映し出す縮図とも言えるだろう。
救いの手か、地獄への誘いか…混沌の助言者たち
なんだよそれ
垢BANされるわ
谷間はセーフやろ
そうか?
YouTubeってどんどん厳しくなってるイメージ
お前の汚いゲロを作る動画に使われるずんだもんの開発元が可哀想
言い過ぎやろ
SoraってAIのやつか
使い方とか全然わからんな…
何の導線もなく投稿しただけなら再生一桁やぞ
確かにな
ただもうちょっとインプレッションを増やしたいところ
きめぇ絵
死ねよ
ずんだもん知らんのか?
ちょっとだけ伸びた
みんなありがとやで
おい誰や荒らしたの
ショート動画作ってみるわ
ありがと
ふざけんな
「女雇って谷間でもみせとけ」…スレッドは早くも混沌の様相を呈し始めた。建設的なアドバイスと、投稿者の人格を否定するような誹謗中傷、そして性的客体化を示唆する意見までが飛び交う。まさにオンラインコミュニティの光と影。 イッチの動画が「なんG」に晒され、一時的に再生数が伸びたのは皮肉な展開だな。しかし、その代償としてコメント欄は荒れ放題…このあたり、クリエイターにとって深刻な精神的負担となりうる問題だ。
「なぜ伸びない?」本質を突く辛口批評と文化の理解
意味がわかっても全然面白そうじゃないので×
自分なりにおもろい企画のつもりやったんやけどなあ
どんなタイトルがええんや?
全く同じこと思ったわ
料理パートがいいだけにこれが残念
まじかー
料理パートの方は良かったんか?
ずっとずんだもんが喋ってたら飽きちゃうやん
お前他の伸びてる料理動画見てるか?
料理動画って混沌は求められてないんやで
いいアクセントになるかなって思ったんや
見たところ才能ないんだから自我出すのやめろ伸びてる奴の真似すればええんやで
例えば誰や?
ずんだもんの適当クッキングとかでええやろ
君の方向性と似てるし
客層が違いすぎるやろ
間を持たせたいなら同じボイロから相方枠を連れてきて掛け合いさせりゃええやん
確かにな
編集大変そうやなぁ
ワイも見たけどこれやった
途中までええ感じで見れたのによーわからんチー牛ネタでん?となってキズナアイで真顔になってはじめしゃちょーで閉じた
時間無駄にした気分や😡
なんか勝手に消えた
5秒で始めろや
長いか…
企画作って動画やるんならその企画に100%振り切れ
このタイトルとサムネで見に来たやつはこのコンセプトに興味あるんであってお前に興味ないねん
秒で料理に入れ
なるほどなあ
前置きが長過ぎたか
ずんだもん置くことのメリットが共通認識のあるキャラを使うことでキャラ説明の手間が省けることやぞ
お前のこと誰だか知らんままでもずんだもんというキャラクター性だけで見てもらえるんや
それを長々お前個人の説明するのは素材の味を殺しとる
ずんだもんってそんな知名度高いのか
面白いから毎回観てやるよ
ありがとう
まだ次の動画更新する予定とかはないけど、気が向いたら作ってみるわ
https://i.imgur.com/Pdan3Zm.png
おお!ありがとうやで
コメント欄荒らしてきた
やめて
あとスマホはカメラのセンサーサイズ小さいからモニターで見るとノイズが気になるから照明炊くかフルサイズミラーレス買えよ
タイトルがあかんなによりニコ生ノリがあかん勉強しなおすんやな
スレッドはさらに白熱し、具体的な改善点から厳しい批判まで、多岐にわたる意見が寄せられた。特に注目すべきは、タイトル、サムネイル、動画導入部の長さ、そして「ずんだもん」以外のキャラクターの唐突な登場への指摘だろう。 「ずんだもん」はYouTubeやニコニコ動画で人気のキャラクターだが、その活用法を誤ると、かえって視聴者の期待を裏切ってしまう。 クリエイターには、プラットフォームやファンコミュニティの文化を深く理解する能力が求められる、という教訓がここにある。 イッチの動画は、まさにその「文化の壁」にぶつかったのかもしれないな。
イッチへのアドバイスで最も多かった意見は「動画の構成改善」(45%)でした。
次いで「タイトル・サムネイルの工夫」(30%)、
「視聴者層の理解」(20%)という結果に。
「とりあえず谷間見せとけ」派は残念ながら5%でした…!
知的好奇心
クリエイターエコノミーの光と影
今回のイッチの事例は、まさに現代のクリエイターエコノミーが抱える課題を浮き彫りにしています。誰もがクリエイターになれる時代ですが、市場はすでに飽和状態。一部のトップクリエイターに収益が集中する「格差」も指摘されており、新規参入者が成功を掴むのは至難の業です。
オンラインコミュニティの二面性
スレッド内で見られたように、オンラインコミュニティは、建設的なフィードバックをくれる「良き隣人」と、誹謗中傷やハラスメントを行う「悪意ある匿名者」が混在する二面性を持っています。 クリエイターは、コンテンツの質向上だけでなく、視聴者との適切なコミュニケーション、そしてこうした負の側面への対処法も学ぶ必要があります。
「ずんだもん」とコンテンツ文化の理解
イッチが使用した「ずんだもん」は、YouTubeやニコニコ動画で絶大な人気を誇る音声合成ソフトのキャラクターです。 しかし、人気キャラクターを使えば必ずバズるわけではありません。そのキャラクターが属するコミュニティの文化、視聴者層の期待を理解せずに脈絡のない要素を混ぜると、かえって反発を招くことがあります。クリエイターには、プラットフォームごとの「空気」を読み解く能力が不可欠なのです。
※本記事は掲示板の投稿をまとめたものであり、その内容は個人の意見に基づいています。


