「イスラム教」と聞いて、君は何を思い浮かべるだろうか?平和な宗教、それとも過激なイメージ?今回のスレは、そんなイスラム教への印象から、世界史の知識レベルを測ろうとするイッチの問いかけから始まった。
【前提知識】イスラム教、その多面的な顔
イスラム教は、7世紀にムハンマドによってアラビア半島で成立した一神教だ。その普遍性と明快な教えにより、瞬く間に世界各地へ広がり、今や世界で2番目に多くの信者を持つ三大世界宗教の一つとなっている。8世紀から13世紀にかけては「黄金時代」を迎え、バグダッドの「知恵の館」を中心に科学、医学、数学、天文学などで目覚ましい発展を遂げたんだ。ヨーロッパが中世の暗黒時代にあった頃、イスラム世界は学問と文化の最先端を走っていた。 しかし、モンゴル侵攻や内部の分裂、宗教的保守主義の台頭などにより、その輝きは次第に失われていったんだ。 現代では、児童婚や利息を伴う金融取引、保険などに関する教義の解釈が社会的な議論の対象となることもあるが、ハラール対応の保険商品が開発されるなど、共生に向けた動きも見られる。 日本でもムスリム人口が増加しており、イスラム教への理解を深めることが、今後の共生社会には不可欠だと言えるだろう。
イスラム史は「ちっこい」のか?──世界史における存在感の是非
イスラム・イスラムいわれだしたの現代やし、勉強することないやん。実際教科書にもほとんどでてこない
イスラムの重要な出来事パット出てくるか?ちっこいのしかないやろ?そういうことや
でも東欧いけばイスラムの影響は無視できんしスペイン行けばしっかり残ってるし文化の点では少なくとも無視できんのやないのかな
シンプルな一本道を高校教科書的に勉強するなら時間割かないでええって意味なら分かるけど
えぇ…
外野は黙ってろ
たったそれだけ。それ以外はほぼキリスト教
オスマン⚪︎帝国イスラム教なの忘れてそう(小並感)
東ローマからシリアもぎ取ったのは小さいことじゃないぞ?あれで東ローマが事実上地方国家になっていく。アエギュプトゥス(エジプト)も直に取られるしな
メフメト少年、撤退を進言する将軍に対して名采配。そりゃスレイマン1世を超えるって言われますわ。ただオスマンを純粋にイスラムというのは俺は反対だけどね。
そうやね、オスマンも一時はイスラム一遍倒になってはいたし。
スルタンカリフ主義はまぁ必然だわな。本質はイェニチェリとスレイマン回帰主義に固執したことなんだがな。それも国家の衰亡の妙味ではある。
イッチの問いかけに、懐疑論者が真っ向から異を唱える形でスレは幕を開けた。イスラム史の重要性を巡る、熱い応酬がここから始まる。
イスラム文明の真価──学問と信仰の交差点
×世界史
○欧州史
になるからな。
マー・ワラー・アンナフルという激強土地の存在が強すぎるからな
信者は俗世の生活を送ったまま信仰できるお手軽宗教
出家に近いものはあるが、ウラマーはあくまで信者中の信用のおけるものだしな。
ただそれはスンニーにおけるものであることは理解しておくべき。
シーアはもっとかたくて、アヤトッラーの様にカリフの如く最高指導者になってくるための出家に近いルートがある。
中世ヨーロッパが停滞していた時代、イスラム世界が学問の光を灯していたのは紛れもない事実。その寛容な教えが、知の発展を後押ししたのだろうか?
黄金時代の終焉と現代への課題──科学停滞の理由、そして共存の道
モンゴル侵攻前に既に停滞しとったよなぁ
戦争の中にこそ科学の発展があるんだから戦争停滞したらそらそうだろ
戦争じゃなくて競争なんだよなぁ…
銀行>信用創造>産業革命>資本主義 みたいな近代化が出来なかったからじゃないかな
あんまガチって理系の知識追求やるとウラマーにアッラー信じてへんの?って詰められるからや
イスラムのそういう知的階層は仕事があんまりなくなって宗教に触れない幾何学模様に命を掛けてあの壮麗なモスク建築があるんや
イスラム文化のもつ幾何学文様は頭おかしいと思うわ
近代までオスマンの存在もあって学問は発展してきた。
オスマンが解体されて欧州に蚕食される中でイスラームの教えに立ち返れってのがあって、サウード家……今のサウジアラビアのワッハーブ派、エジプトのイスラム同胞団のような原理主義が台頭してきた。
その系譜がターリバーンやアル=カーイダやイスラム国ってわけよ
生活レベルだとイスラム側に相当の譲歩をしたもらわないと無理
土葬墓地問題が割と表面化しているが
以前、イスラム教徒の人から交通事故を起こしたんだけど無保険だからどうしましょうという相談を受けたことがある(相手は幸い軽傷)
どうもイスラムの教えを厳格に守ろうとすると、利息の概念がだめらしいんで預金口座を持っていない
その派生で、保険の概念がだめだから任意保険に加入していないでどうしようもなかったわ
免許持ってるイスラム教徒が相当数任意保険に加入していないなら今後社会問題化する
これで取り込むのは難しい
世俗法で回避できるよ!
現にその人は銀行口座を持っておらず、無保険だったんだ
世俗法があるからーで改善しそう?
イスラム圏のひとの二枚舌の習慣をもっと知るんだ!
どの国だって保険はあるし、聖典に描かれていることを実生活レベルで回避できるような解説があるんだ!
だからそのひとも「聖典上は保険と利息受け取りはNGなの…(って言っておけば切り抜けられるよね!自国では口座あるし!保険も入ってるし!)」
なんだよ!
そうだよ?俺が言ってるのは教えの良い部分を取り込むのであって人を取り込もんじゃない。
もちろん妥協できる部分はするべきだが、できないような物理的制約がある。
それに対してイチャモンつけるなら人には出て行ってもらうしかあるまいよ。
まぁそうだよな
口座持てない保険に入れない、その他教義と抵触する社会インフラを利用できないなら出て行ってもらうしかないよなぁ
海外ではイスラム向けの保険商品あるんだ
どれくらいで日本でも普及するかなぁ
被害者が気の毒だ
かつて科学の最先端を走ったイスラム文明がなぜ停滞したのか。そして現代社会における金融や保険といった課題に、私たちはどう向き合うべきなのか。これは、単なる歴史の話では終わらない。
知的好奇心

イスラムの「黄金時代」は、単なる歴史の彩りではない。その時代に育まれた知は、現代文明の基盤の一つを形成しているんだ。
バグダッドに存在した「知恵の館(バイト・アル=ヒクマ)」は、ギリシャ、インド、ペルシャなど、あらゆる地域の文献が集められ、翻訳・研究された一大拠点だった。ここでは、数学、天文学、医学といった分野で、ヨーロッパが中世の暗黒時代に沈む中、驚くべき進歩が遂げられたんだ。
例えば、現代の数学で不可欠な「ゼロ」の概念や、代数学の発展はイスラム世界に負うところが大きい。アル・フワーリズミーという数学者が確立した「アルゴリズム」の語源も、彼の名前に由来しているのは有名な話だ。
天文学では、精密な観測機器が開発され、星の運行が詳細に記録された。その成果は、後の大航海時代における航海術の発展にも貢献している。
しかし、なぜその輝きは失われたのか?モンゴル帝国の侵攻や、内部の宗派対立、そして宗教的保守主義の台頭が、科学的探求の自由を徐々に奪っていった。
現代においても、イスラム教徒が直面する社会的な課題は少なくない。例えば、イスラム金融は利息を禁止するという教義に基づいているため、一般的な銀行とは異なる仕組みを持つ。しかし、マレーシアなどではムスリム向けの保険商品が開発されており、日本でもその導入が期待されているんだ。
日本におけるムスリム人口は近年増加の一途を辿っており、ハラルフードの提供やモスクの建設など、共生に向けた動きが活発化している。異文化理解を深めることは、多様な社会を築く上で不可欠な要素と言えるだろう。
関連リンク
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- 世界史の窓
- Arab News Japan
- 一般社団法人 イスラーム金融協会
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