今回は、北海道で激増するヒグマの駆除数と、それに伴う死骸処理の深刻な問題に焦点を当てる。焼却施設のキャパシティを超え、自治体が頭を抱える現状を、スレッドの生の声と共に深掘りしていこう。
【前提知識】ヒグマ駆除問題
北海道におけるヒグマの大量出没とそれに伴う駆除数の急増は、単なる野生動物問題を超え、地域社会が直面する喫緊の課題となっています。本スレッドでは、駆除されたヒグマの死骸処理を巡る実態と、その解決策について活発な議論が交わされています。現状では焼却処分が主流であるものの、そのコストや施設の限界が露呈しており、より効率的かつ環境に配慮した代替策が模索されています。この問題は、地域住民の安全確保、環境保全、そして行政の持続可能性に直結する複雑な法的・倫理的課題を含んでおり、多角的な視点からの検討が不可欠です。
事態は深刻!焼却施設が限界を迎える北海道
11/29(土) 8:11配信HBCニュース北海道2025年度、北海道でこれまで駆除されたクマの数は960頭を超えました。駆除されたクマは、その後どうなるのでしょうか。11月25日夜、北海道苫前町の箱わなで捕獲されたヒグマ。体重は約400キロにのぼります。
2週間前には、同じ個体の可能性がある巨大グマが、シカ肉を仕掛けた300キロ以上の箱わなを、いとも簡単になぎ倒す映像が捉えられていました。
■《駆除数が約17倍に達した自治体》
駆除されるクマの数も増加していて、処理する焼却施設は、「 9月と10月はフル稼働。今年は数が異常すぎる」と四苦八苦しています。
北海道南部の上ノ国町では2025年に入り、町内で駆除したクマの数は104頭。これは、6頭だった去年の約17倍にも上ります。
役場の職員は、通常業務に支障が出るほど、対応に追われているといいます。
麻原衣桜記者
「上ノ国町では、役場のすぐ近くにある冷凍庫を設置し、解体したクマを一時的に保管しています」■《処理が追いつかず、駆除したクマが腐敗する状況に》
通常、駆除したクマはハンターなどが解体し、その日のうちに処理場に運ばれます。しかし、作業が追い付かず、町は駆除したクマを保管する冷凍庫を設置しました。
上ノ国町農林課 杉野匡課長
「冷凍庫を使い出したのは今年からです。駆除数が多くなったことで、当日に搬出できない場合も出てきて、夏場に腐ったり、臭いが強かったりするから、一時的に保管するために使っていました」しかし、冷凍庫にはクマ1頭分が入るスペースしかなく、収容量を上回ることもありました。
上ノ国町農林課 杉野匡課長
「そういうときはやむを得ず、冷凍庫の周りに一時的に置いたときもありました。今までこれだけ駆除したのは聞いたことがありません」■《クマの焼却に灯油7000リットル》
続きは↓
【ヒグマ】焼却施設が限界 駆除数17倍で処理に追われる自治体が疲弊 1頭焼却に灯油100リットル 作業追いつかずに腐敗進み、埋めるケースも(HBCニュース北海道) – Yahoo!ニュース https://share.google/P8lnMKH2uajCNqXVL
コロナ渦みたい
別のを横にそのまま置いてた話はTVで観ました
計画性がない
こんなの昭和の時代から計画的にやっておくべきだった。
やらなかったから途中からハンターが叩かれたりするようになったのを止めれなかった豊漁なら限界まで獲ったり
バカだと思うシミュレーションという言葉を一文字で表す日本語が無いのも日本の文化をよく表している
あえていうなら仮想試行錯誤だが
シミュレーションはゴールを計画策定まで含むからな
天下り優先にするからこうなるのと思われる
北海道でヒグマの駆除数が過去最高のペースで増加し、その処理能力が完全に限界を迎えているという衝撃的なニュース。焼却施設はフル稼働、一時保管用の冷凍庫もパンク状態とは、まさに未曽有の事態だ。この状況を前に、「計画性がなさすぎる」「無駄が多い」といった批判の声が上がるのも無理はないだろう。
「売ればいい」「埋めろ」「海に捨てろ」多様な意見の裏にある課題
食いたいやつはいるだろ
食肉処理場通さずに食べたらケツから真田さんが出てくるぞ。
何か加工して売ればいいのに
誰がやるの?それが追いつかないって話なんだけど
テレビでやってたけど
なるけど下処理が結構大変
馬鹿かよ
売り物になるように解体する手間が掛かりすぎて大半は捨てることになってるわけだが
今度は捨てる手間も掛かりすぎっていう状況なわけだよ
畜産と違って安定して供給されるものでも無いし無理だろうなあ
ちょっと前にNPOが作るって言って補助金ゲットしたらドロンみたいな話があってね…
輸出できるんじゃね?
熊の手とか高級食材じゃね
中国人ならくうよね?◉熊の手の料理は、中国を中心に歴史的に高級食材として扱われてきました。ロシアのモルドヴィア共和国にも国民食とされる「メドゥイジュヤラパ」と呼ばれる料理があります。中国
「熊掌(ゆうしょう)」:中国の伝統的な高級食材で、「周の八珍」の一つにも数えられます。
高級食材: 皇帝も食したとされる逸話が残るほど、非常に貴重で高価な食材とされてきました。
料理: 煮込み料理として調理されることが多く、高タンパク・コラーゲン豊富で、滋養強壮の効果があるとされています。
現代の状況: 野生の熊の捕獲が禁止されているため、現在では食用にすることは困難です。
ロシア
モルドヴィア共和国の国民食「メドゥイジュヤラパ」: モルドヴィア共和国の名物料理として、熊の足が使われます。
調理法: ひき肉やレバーを混ぜたものをパン生地で包み、オーブンで調理することが多いです。
象徴: 強さの象徴とされる縁起の良い料理とされています
ヒント:ワシントン条約
行政は捕獲した熊を利用して、最大限の経済効果を生み出す方策を考えろ!
田舎の役人はアホの集まりか?
「売ればいい」「加工すればいい」という意見も当然のように上がるが、野生動物の食肉利用には寄生虫や細菌のリスクが伴うため、専門的な処理が不可欠だ。ましてや、駆除にすら追いつかない現状で、さらに手間のかかる解体や加工まで手が回らないのは明白だろう。「ワシントン条約」という厳しい現実も、ジビエ利用の道を阻む要因だ。そう簡単な話ではない。
埋却か、海洋投棄か?費用と環境問題が交錯する現実
なんで焼く?
土葬と同じで土壌や水源汚染の要因になるからやろ
鳥インフルで鶏埋めるのも場所選びがあるんやで
敷地が他人のになるのと、マイクロ重機用意して掘り返しの作業整えてってなるのと、何にしても100kg以上になる遺骸を環境被害でないように埋めるってなると、場所が限られる話しになる。
まあ、そこは自治体が周辺住民と話し合えばいいんだが。
埋めればいいは言っておくが土葬ってことで毛皮がある分人間より身体が大きく汚染はあるよ
食べろも解体する手間暇を考えて欲しい
即時に血抜きができないと食べれたmkんじゃないし食べれない部分も大きい
土壌汚染て具体的にどうなるの?
毛皮が汚染度に影響する論文ある?
熊の自然死と比較べて駆除放置が
有害であるという有意なデータは?
骨についで毛皮は最後まで分解が進めず残るのよ1番骨だがね
汚染については鳥インフルエンザも鳥を処置する時にわざわざもれでないよう埋める場所を加工したりする資料や
あとは人間の土葬を進める時にトラブルった資料をみるとわかりやすいんじゃないかな
重金属などの汚染と違い有機物の汚染ということになるのでどちらかというと腐敗臭とそれにより虫などが湧いたりすることの問題になるけどね
ちゃんとやんないと後々ほんと酷いことになるよ
なるほど分解に時間のかかる毛皮や骨が長期間
残置することを汚染と見做しているようだけど
具体的に蛆や腐臭の問題は発生しないのでは?また人間の生息域に近ければその種々の問題は
起こりうるだろうけど
山中で駆除放置なら自然死と同じで
問題にならないのでは?
動物の死体を山に放置していいわけないだろ
何でわざわざ金掛かることするんだよw
ほんと田舎もんダメだわ
季節によってはむちゃくちゃハエやらなんやらがわいて病気が流行ることがあったんだよ
「埋めればいい」という意見も多く見られるが、死骸の埋却には土壌や水源汚染のリスク、さらには他の野生動物による掘り起こしの危険が伴う。過去には家畜伝染病で大量の動物が埋却された事例もあるが、それは厳格な管理下で行われるものだ。ましてや、広大なヒグマの死骸を多数埋めるとなると、その土地の確保自体が難しい。安易な埋却は新たな問題を生む可能性を秘めている。
【深堀り】ヒグマの死骸処理、なぜ代替策が難しいのか
北海道でヒグマの駆除数が激増し、その死骸処理が喫緊の課題となっていますが、多くの住民から提案される「埋却」や「海洋投棄」、「食肉利用」といった代替手段がなぜ容易ではないのか、その法的、環境的、実務的側面を深掘りします。
現状の「焼却」処分と限界: 現在の主要な処分方法である焼却は、病原菌や寄生虫の拡散防止、および廃棄物としての法的規制への適合という点で最も確実な手段とされています。しかし、スレッドにある通り、駆除数の急増により焼却施設が物理的に飽和状態にあり、1頭あたり100リットルもの灯油を要することから、そのコストと環境負荷は無視できません。焼却灰の最終処分も必要となり、別のコストが発生します。
「埋却」処分の法的・環境的課題: 多くの意見が集中する「埋却(土葬)」については、法的および環境的な障壁が存在します。動物の死骸は「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づき、産業廃棄物または一般廃棄物として扱われ、その埋却には特定の許可と適切な処理施設が必要です。単に穴を掘って埋めるだけでは、土壌・地下水汚染、他の野生動物による掘り起こし、広大な土地の確保といった問題が生じる可能性があります。特に林業関係者からは、山中で深い穴を掘ること自体の困難さも指摘されています。
「海洋投棄」処分の法的・実務的課題: 「海に捨てれば良い」という意見も散見されますが、これも「海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律」により、廃棄物の海洋投棄は原則として禁止されています。有機物であっても、その大量投棄は海洋生態系への影響や、海岸への漂着、漁業への悪影響が懸念されます。また、400kgにも及ぶ大型の死骸を船で沖合まで運び、確実に沈めるための費用や労力も多大であり、現実的な選択肢とはなりにくいのが実情です。
「食肉利用(ジビエ)」の課題: ジビエとしての利用は資源の有効活用として魅力的ですが、安全確保が最も重要です。野生動物はトリヒナなどの寄生虫や細菌、ウイルスを保有している可能性が高く、適切な血抜き、解体、検査、加熱処理が不可欠です。これには専門的な知識を持つ解体職人や、HACCPなどの衛生基準を満たした食肉処理施設が必要ですが、現状ではその数も人材も不足しています。また、人里を襲った個体や病気の個体は食用には適さず、市場流通には乗りません。
これらの課題を鑑みると、現状の焼却処分は、最も規制に適合し、衛生的リスクを最小限に抑える方法として選択されていることが理解できます。しかし、駆除数が増え続ける現状では、より柔軟で地域の実情に合わせた新たな法制度や処理技術の開発、あるいは広域連携による処分体制の構築が喫緊の課題となっています。
海の恵みか、生態系の破壊か?海洋投棄の是非
山に捨てて熊に食わせればいい
熊の味を覚えた熊同士で殺し合いが始まるぞ
それでよくね?なんで海に流せないの?放射性物質流すより全然マシだよね
海まで運んで、更に船で沖まで運ぶ手間と燃料代は?
キチンと沈めなきゃ危ないから結構手間も経費も掛かるよ
シャケが肥えるよ
丁寧にありがとう
ぶつ切りにして海への廃棄も考えてもいいんじゃないかと思ってしまったね
海の幸も賑わうし
一番金のかからない方法が「灯油をかけて燃やす」です
少しは頭使えよ
コスト
「海に捨てればいい」「海の幸が肥える」といった意見も散見されたが、海洋投棄は「海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律」で原則禁止されている。単に有機物だから良いという話ではないのだ。大型の死骸を沖まで運んで沈める費用や労力も無視できない。やはり、そう簡単に事が運ぶわけではないようだ。
クマの増加、行政の疲弊、そして見えない解決策
刻んで焼いて胡椒でもかければ同族と気づかず食べてくれたりしないだろうか
肉の味を覚えたら人里に下りてきて人や家畜を襲うだろが
食べ物が充分あるとという事はさらにクマの数が増えるという事
自然の摂理に反してはいけない
まあ、費用考えたら火葬が一番安いかも
海に流すって言っても燃料代かかるし放置だと衛生面で何かあると困るもんな
売るって言っても熊肉なんて日常的に食わんだろ
どうしたらベストかは一長一短でなかなか難しいのでは?
クマの死体をクマが食うだろうし、それで共食いの味を覚えされたら案外共食いで数減るかもだし
人里まで降りてこなかったんだよな
マタギさんらはタバコ吸ってたからタバコの匂いも嫌いだとか
今だとそういう習性ももうないんだろうね
伝染病が過去に流行った地域ではだいたい焼いてる
タイの一部地域では害獣は焼いてたな
州によって違うけどアメリカも火葬やってる
また駆逐してくれる人たちがいなくなるよ
急務なのに処理とかアホじゃん
「クマにクマを食わせる」という自然の摂理に任せる意見や、「人里に来ないようにエサを与える」といった提案も出たが、それは逆に個体数を増やしたり、人馴れさせたりするリスクがある。結局のところ、どの方法も一長一短で、完璧な解決策は見当たらないのが現状だ。行政の疲弊は深刻であり、早急な対策が求められている。
知的好奇心
急増するヒグマ駆除の背景にある生態系の変化
北海道でヒグマの駆除数が劇的に増加している背景には、単なる個体数増加だけではない複雑な生態系の変化が潜んでいます。近年の気候変動による主要なエサ源(ドングリなど)の不作や、人間活動による生息域の分断、さらには狩猟者の高齢化と減少が、ヒグマと人間との接触機会を増やしていると考えられます。ヒグマが人里に出没する頻度が高まることで、住民の安全確保が最優先となり、結果として駆除数が増加しているのです。これは、人間社会の都合だけでなく、野生動物の生息環境そのものが大きく変動していることの現れであり、根本的な解決にはより多角的な視点からのアプローチが不可欠と言えるでしょう。
ジビエ利用の可能性と「持続可能性」
スレッド内でも提案されたジビエとしてのヒグマ肉利用は、廃棄物削減と資源有効活用という点で魅力的な選択肢です。しかし、野生動物の肉には寄生虫や細菌のリスクがあるため、安全に供するためにはHACCP(ハサップ)などの衛生基準を満たした専門施設と、熟練した解体技術を持つ人材が不可欠です。現状、そのインフラが不足していることが大きな課題となっています。一方で、フランスなどヨーロッパ諸国では、ジビエ文化が深く根付いており、適切な処理体制が確立されています。日本においても、衛生管理の徹底と流通システムの構築が進めば、地域経済の活性化や、駆除された命を無駄にしない持続可能な社会への貢献が期待されます。例えば、北海道大学の研究では、ヒグマ肉の新たな加工品の開発も進められており、将来的には「森の恵み」としての可能性も秘めているのです。
廃棄物としてのクマの死骸と法的規制
ヒグマの死骸処理を巡る議論では、その法的側面が非常に重要です。日本の「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」において、動物の死骸は「廃棄物」として扱われ、その処理には厳格な規定が適用されます。特に大型のヒグマの場合、単に埋めるだけでは土壌汚染や地下水汚染のリスクが高く、適切な場所の選定や処理施設の認可が必要となります。また、海洋投棄についても「海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律」により原則禁止されており、環境保護と公衆衛生の観点から安易な処分は許されません。これらの法律は、過去の公害問題や伝染病対策の経験から生まれたものであり、一見非効率に見えても、その背景には人々の安全と環境を守るための重要な理由が存在するのです。そのため、現状の焼却処分が、法的適合性と衛生的リスクの最小化という点で最も確実な手段とされているわけです。
