現代のPCユーザーが直面する大きな課題の一つに、プリインストールされた不要なアプリの存在がある。今回は、そんな厄介なアプリたちを巡る、とあるスレッドを徹底解剖していく。
【前提知識】PCアプリ問題の背景
現代のPC、特にプリインストールされたWindowsマシンには、購入時から多数のアプリケーションが搭載されている。これらのアプリは、時にユーザーの意図しない動作をしたり、システムリソースを消費したり、プライバシーに関する懸念を引き起こすことがある。ユーザーはより快適で安全なデジタル環境を求め、不要なアプリを整理しようとするが、その過程でベンダーが提供するソフトウェアとの間で摩擦が生じることも少なくない。
【騒動の経緯】「デジタル断捨離」への反発
スレッドでは、Windows PCにプリインストールされているアプリのうち、アンインストールしても問題ないとされる6つのアプリが議論の中心となった。特に、セキュリティソフトのマカフィーとオンラインストレージのOneDriveに対しては、ユーザーから極めて強い反発の声が上がった。「マカフィー自体がウイルス」、「OneDriveはウイルス」といった過激な表現が飛び交い、その不必要なバンドルや削除の困難さ、システムへの悪影響が指摘された。また、Microsoft Edgeについても、削除できない、リソースを消費するなど、Microsoftの強引な統合戦略への不満が噴出している。
マカフィー問題:不必要な「お節介」は本当に必要か?
sssp://img.5ch.net/ico/u_utyuu.gif今回は、Windows PCでアンインストールしても問題のないソフトについてご紹介します。Microsoft 365
Microsoft 365は、Officeのクラウド型サービスです。
買い切り型のOfficeがPCにインストールされており、ローカルでの作業で問題なければ、Microsoft 365は不要です。Microsoft OneDrive
OneDriveは、Windows 10/11 に標準で搭載されているオンラインストレージサービス。
OneDriveを使用していない場合には削除しても問題ありません。Microsoft Teams
Teamsは、Microsoftが提供するビジネス向けのコミュニケーションツールです。
Teamsを仕事などで使用していない場合には削除しても問題ありません。映画&テレビ
Microsoft 映画&テレビは、最新の HD 映画やテレビ番組を視聴できるアプリです。
映画&テレビを利用しない場合は削除してもOKです。マカフィー
マカフィーは世界的に有名なセキュリティ対策ソフトの1つ。ウイルス対策、マルウェア検出、ファイアウォール機能などのセキュリティ機能を
提供しています。ウイルス対策という観点で、各OSの機能が上がっている現在においては、マカフィーのような有料セキュリティソフトは
不要だという意見が増えています。
これをアンインストールしないとディフェンダーが使えないのはめんどくさかった
xp時代に専用ソフト使わないとアンインストール出来ないバージョンのが入ってて完全にウィルスだった
それメーカー製のPCでない?国内メーカー製PCで基本アプリ(ゴミ満載)ディスクが3枚ほど付属していて、このディスクに収められているアプリを一旦はインストールしないとOSが起動できないというひどい仕様だった。
再インストール時にディスクが読み込みできなくなって、PCがただの箱と化してしまった。
メーカーに問い合わせしたらディスクの値段が7000円ぐらいで馬鹿らしくなって、直販のPCを書い直したよ。
なんでこいつおかしなアプリとセットで入ってこようとするんだろうな
セキュリティソフトとしてありえん
営業強いの?
何かのソフトをインストールした時にチェック外すの忘れたら一緒に入ってて削除する手間が増えたな。~
最新版のマカフィーは、スキャン時に検出性能が大幅に改善されているし、win10世代までの様なポンコツ動作はしなくなった。ただし1点だけ残念なのは誤爆ではなくガチのウイルスを含むアーカイブファイルを例外に登録していても、そのウイルスの危険度に応じて例外をスルーし隔離する様になった事だろう。
使用者の安全を保つ意味では、必ずしもポンコツ動作では無いが、リスクを承知の上で特定のファイルを例外に入れる人の心理をぶち壊す神機能が賛否を呼ぶかもしれない
ガチと誤爆ってどう区別してるんだろう?
単独ファイルのワームならわからんでもないが
カスペルスキーがさいつよだぞ
お主もワルよのう。
有料登録で詐欺ろうとしてくるからな
老人は騙される
あとノートン(=Avast)もリアルタイム検索で悪さしてアプリケーションの起動阻害しまくるから除外指定だらけになってセキュソフトの意味がなくなる
この2つはどっちもフリマサイトで1年3台~無制限が500円ほどで投げ売りされてるゴミだから値段相応の価値しかないぞセキュソフトは高くて値引き販売やってないウイルスバスターかESET買っとけ
ESETも一部のドライバインストール邪魔するが回避方法は公開されてる
AdGuardとセキュリティソフト必須やけどな
McAfeeが要らんだけでDefenderだけじゃ不足やぞ
基本感染してから検免するもんやアレは
PC購入後、最初に頭を悩ませるのが、勝手に常駐するセキュリティソフトの存在だろう。特にマカフィーに対する意見は、辛辣そのものだ。「ウイルス」とまで言われるその挙動や、不意にバンドルされる特性は、多くのユーザーの神経を逆撫でしていることがわかる。確かにOS標準のDefenderで事足りるという意見も増えているが、高度なセキュリティを求めるユーザーにとっては、慎重な選択が求められる。
Edgeの呪縛:消せないブラウザと独占禁止法の影
あれ食ってる容量見るとマジで邪魔で削除したくなるよなあ
もうググルのブラウザを標準にしろって
俺は今時Firefox使ってるけどw
クロームブックにすればそういうのは気にしなくて良い
IEみたいに独禁法違反だろ
セーフモードでmsede.exeを削除
しても復活するので何もしないアプリをリネームしてる
天才
前にIEが欧州で独禁法に引っかかるとされた時にエクスプローラーと一体化させてOSの基本機能の一つで分離無理ないんで~とかやってたけど、edgeでもやってたりするんだろか
跡形も無く消したいんだけど
削除出来ないんだよなあ
ホント迷惑
消すと言うかedgeを起動できなくさせ、権限を書き換えてさらにedgeを復活できなくすることは可能だよWindows的にはデメリットでしかないけど
スタートアップへの負荷 でこいつがトップに君臨してるのも腹立つw使ってないのに
その他、プレインは触れなきゃ別に起動しないから、基本放置で問題ないやろ。
Microsoftの強引な戦略は、セキュリティソフトだけにとどまらない。デフォルトブラウザとして君臨するEdgeもまた、多くのユーザーの不満の種となっている。OSと一体化しているため削除が困難であり、そのリソース消費も無視できない。独占禁止法に抵触するのでは、という意見も飛び交うほどだ。完全に削除できない以上、いかに効率的に「無効化」するかが、ここでの命題となる。
OneDriveの闇:同期か、それともただのウイルスか
ウィルスと言ってもいい
これ
個人ディレクトリ内のアプリレベルの設定ファイルとかを同一アカウントの他のPCとコンタミ起こすとか
アプリレベルで対象ディレクトリの運用ポリシーを守る施策もなしにクソみたいなことをするなと
クリティカルなのがそのイかれ具合が判明するのが2台目のPCからというのが
そして消したらピン留め外せなくなって再インストールしてピン留め外してからアンインストールさせられるとか
やることなすこと全てが消させないようにしてるのか面倒なだけのクソオブクソ
本気で担当者襲撃したいレベルで怒りを覚えたわ
安全なのでMicrosoftのアプリはどんどん使わなくなる
全てはOneDriveのクソ仕様のせいです
これも知らなかったからファイルが行方不明になって焦りまくったわ
Office入れたら自動で入ってくるし
MSアカウントを強制するように変わったし、Onedriveは消そうとしても完全には消せないと思う
デスクトップ共有は二度としないぞ
あれ考えた奴はテロリストとして逮捕すべき
マジあれクソだな
デスクトップだけ共有外したわ
Win10のサポート延長の条件がそのデスクトップ共有なのまじて頭おかしいと思った
俺はサポート延長を諦めたわ
なんだよFileExplorerにまで宣伝入れやがって「バックアップを始めます」とか邪魔なんだよ
うちの3台は完全に縁を切ってる
そして、最も激しい論争の的となっているのが、オンラインストレージサービス「OneDrive」だ。その挙動は、もはやユーザーの制御を超えているかのようだ。「ウイルス」とまで称される同期機能の強引さや、勝手にファイルを移動させる仕様は、多くのユーザーを困惑させている。特にWindows 10 ESUにおける「デスクトップ共有」の強制は、Microsoftの囲い込み戦略の象徴と言えるだろう。
Microsoftの「おもてなし」過剰問題
使うと便利なのかね
メモがわりに使ったり、sharepointに置いてチームで共有したりできる。仕事では重宝する。作業手順書とか会議の簡易な議題メモとか。
プライベートでは使わないな。
ただのメモ帳
使い方次第
おれは365はいってるから、名刺入れたり、ネットの適当な情報入れたり、ただの買い物メモにしたりで割りと便利
常駐はいらんだろ
もっといい代替ツールはいくらでもある
名刺管理は便利かな
昔はEvernoteを使っていたがOffice 365/One driveの購読を機にOneNote に乗り換えた
スマホ版もあるし多機能メモ帳として使っている
グーグルのKEEPの方が便利じゃねえの?
連携的にも
いずれにせよその辺のアプリって各端末で同期出来るから便利よ
外出先でこれくわしく調べたいなと思った事柄やワードやサイトをとりあえずこれにメモっておいて家に帰ってPCで調べるとか
1からクリーンインストールするwindows11は、tiny11builderとRufusのおかげで、最初から不要な奴を
ごっそり排除出来るから、めちゃ楽
まあそれだよな
ESUのために20年近く駆除してきたbingを解禁してやったぜワイルドだろ
で先最近また駆除する前に
履歴削除しにいったら
設定リンククリックの旅に1-3秒以上もっさり
初めて見た設定なので20個位の設定巡回するだけで軽く10分以上
意味不明な英語ゴリ押し日本語差別もあったし
舐めてんのかね
バカが作ってる
知恵遅れ(非チー牛)プログラマに限って
運動音痴、空間認知音痴まるだしのクGUI改悪行為してネット上のどこにでも湧いてくる工作員使って
対応出来ないのは老人と書きこんでイジメてくる
重い、もっさり
いつ動き出したかわからない
項目が重複
低機能
コントラスト、大きさ不十分で見づらい
当たり判定の座標がズレてる
そんなんグループポリシーで縛ればええねん
アンインストールするしないを自分で判断できないなら何もするな
OneDriveもEdgeもコピロットもフル活用してるよ
Microsoft製品に対するユーザーの不満は、個別のアプリにとどまらない。プリインストールされるゲームやWindowsそのものの使い勝手にも、疑問の声が上がっている。特にWindows 11のUI改悪や無駄な要素への批判は根強く、中には「Windows自体をアンインストールしたい」という過激な意見まで飛び出す始末だ。効率を求めるユーザーにとって、不要な「おもてなし」はもはやノイズでしかないのだろう。
【深堀り】Windows 10 ESUとOneDrive強制同期問題の真相
スレッド内でユーザーの憤りを買った「Windows 10のESU(拡張セキュリティ更新プログラム)でデスクトップ共有が条件になっている」という指摘は、Microsoftのクラウドサービスへの強制的な囲い込み戦略を如実に示している。
ESU無料提供の隠された条件: Windows 10のサポート終了後もセキュリティ更新を最大3年間受けるESUプログラム。個人ユーザーが1年間無料でこれを利用するには、Microsoftアカウントでのサインインに加え、Windowsバックアップ機能を通じたPC設定のクラウド同期、つまりOneDriveの利用が必須となる。
コストとアカウント紐付け: 無料で提供されるOneDriveの容量は5GBまでであり、それを超える場合は追加容量の購入が必要になる可能性も。さらにESUライセンスはMicrosoftアカウントに紐付けられ、60日ごとにアカウントへのサインインが求められる場合もあるという。
欧州経済領域の例外: 興味深いことに、欧州経済領域(EEA)のユーザーは消費者団体からの圧力により、OneDriveの同期は必須ではなく、Microsoftアカウントへの紐付けのみで無料でESUを受けられる特例が設けられている。
この戦略は、Windows 11へのアップグレード要件を満たせない既存ユーザーを、Microsoft 365エコシステム、特にOneDriveへと誘導する狙いがあると分析されている。これはユーザーの「選択の自由」に対する企業側の介入であり、現代のデジタル社会における構造的問題を浮き彫りにしていると言えるだろう。
知的好奇心
なぜ「不要」と知りつつプリインストールされるのか?
多くのユーザーがアンインストールを望むアプリが、なぜPCに最初から入っているのか。その背景には、メーカーとソフトウェアベンダー間の複雑なビジネスモデルが存在する。プリインストール契約は、PCメーカーにとって収益源の一つであり、ベンダーはそれによって広大なユーザーベースを獲得できる。しかし、ユーザー体験の低下という負の側面も無視できない。この「Win-Win」の構図の陰で、ユーザーは常に「デジタル断捨離」という手間を強いられているのが現状だ。
OneDrive、強引な「囲い込み」戦略の功罪
スレッドで「ウイルス」とまで揶揄されたOneDrive。Microsoftがこれを積極的にプッシュする理由は、クラウドサービスへのユーザーの囲い込みにある。Windows、Office、そしてクラウドストレージをシームレスに連携させることで、ユーザーの利便性を高める狙いがある。しかし、その利便性の裏で、ユーザーの同意なしにファイル同期が行われたり、削除が困難であったりするといった問題が頻発し、結果として強い反発を招いている。企業戦略とユーザーのニーズの間には、常に大きな隔たりが存在するのだ。
デジタル生態系の未来予測:Microsoftとユーザーの終わらない攻防
今回のスレッドで浮き彫りになったのは、単なるアプリの好き嫌いを超えた、ベンダーとユーザー間の構造的な問題です。Microsoftは、その巨大なエコシステムを維持・拡大するために、時に強引とも取れる統合戦略を展開します。これはビジネス上の合理性に基づきますが、一方でユーザーの「選択の自由」や「所有権」を侵食しているという批判は免れません。
特に、EdgeやOneDriveといった基幹に近いサービスがユーザーの意図に反してシステムに深く根ざしている現状は、独占的な地位をさらに強化しようとする意図の表れと見て良いでしょう。今後もこの攻防は続き、ユーザーは常に自身のデジタル環境を自ら最適化していく、能動的な姿勢が求められる時代となるでしょう。
結論として、この「不要アプリ問題」は、デジタル世界の進化と共に形を変えつつ、永遠のテーマであり続けると予測されます。
関連リンク
- Microsoft公式サイト
- 4sysops: Windows 10 ESU関連情報
- 窓の杜: Windows PC情報
- Windows Central: Windows関連ニュース
- Connect-PC.com: PC・IT情報サイト
- note: クリエイター発の情報発信プラットフォーム
- ZACK-IT: IT情報ブログ
- Windows Latest: Windows最新情報
- Innovatopia: イノベーション情報
※本記事は掲示板の投稿をまとめたものであり、その内容は個人の意見に基づいています。
