
なあ、みんな。最近の若者、通称Z世代と呼ばれる彼らが、昔の高校生が酒やタバコを嗜むのが「当たり前」だったという話を聞いて、にわかには信じられないという。古き良き(悪しき?)時代を知る者としては、思わず「ぬるま湯のガキッズか!」と叫びたくもなるが、これは果たして本当だったのか?
本題に入る前に、まずはこの話題に関する前提知識と、時代ごとの背景を整理しておこう。
【前提知識】昔の高校生の飲酒・喫煙事情
ゼットワイ(Z世代)と呼ばれる現代の若者たちが、「昔は高校生でも酒やタバコが当たり前だった」という話を聞いて驚きを隠せないようですな。しかし、ワシらの時代を知る者からすれば、「当たり前」という感覚にも一理ある。今回は、現代では考えられない未成年者の飲酒・喫煙が、かつてどのような背景で「当たり前」のように行われていたのか、そしてそれがなぜ今はそうではないのか、その時代の空気について解説させてもらうでござるよ。スレッドの内容に踏み込む前に、まずはこのテーマの前提を頭に入れておくがよろし。
Z世代の素朴な疑問と古参たちの”証言”
酒煙草大麻シンナー当たり前だよ
ワイの時代はシンナーよりガスのほうが多かったで
なるほど、スレ主(イッチ)は「今はありえない」と感じているようだが、早速「ぬるま湯のガキッズか」と一喝が入ったな、藁。そしてシンナーよりガス、という具体的な証言も飛び出す。このあたりの文化は地域差もあるだろうが、まさに「時代」を感じさせるレスだ。
「隠れてもバレる」厳しさの変遷
隠れてやってたしバレりゃ相応の罰は食らう
タバコが一番厳しかった
でもコンビニとか普通に売ってくれたよな
残念でしたZ世代の陽キャ高校生
塾の帰りに
タバコ吸いまくりhttps://video.twimg.com/ext_tw_video/2001973780357558272/pu/vid/avc1/588×1088/9j8d6XU4d45_WyDJ.mp4?tag=12
でも身分証いらない自販機いっぱいあったんでしょ
社会的にそんな厳しくない環境だったんか
「当たり前でもねえよ」という反論も出たが、コンビニで普通に売ってくれたという経験談は無視できないな。そして、Z世代の陽キャ高校生がタバコを吸う動画が投下され、イッチの認識に揺さぶりをかける。過去と現在が交錯する瞬間だ。
バレたら停学?それでも「誰でも一度は通る道」
でも誰でも1回はやってるレベルや
こんなん笑うわ
バレたら停学は免れないが、それでも「誰でも1回はやってるレベル」という寛容さが昔の社会にはあったということか。卒業アルバムにタバコが写ってクラス全員停学、というのはさすがに伝説級のエピソードだな。自転車の二人乗りすら見なくなった、というのも時代の変化を感じさせる。
不良文化と現代の”闇”
ほぼリアルだった時代もあるんだよな
パキるとかいう夜職女しか使ってない馬鹿そうな単語な
中学生でタバコ、小学生で飲酒…これがまかり通っていた時代があったというのだから、Z世代が驚くのも無理はない。「ヤンキー漫画はファンタジー」という指摘もまた然り。しかし、タバコではなく「睡眠薬」という現代の闇を語るレスに、別の形の退廃が見え隠れするな。
大学新歓の”グレーゾーン”
そこで飲酒デビューする奴が多かったな
近年不良漫画が流行らなくなった要因のひとつは不良の実態が知れ渡ってしまって幻滅されたからやと思う
今年ビーバップ40周年だったけど盛り上がった形跡ねーな?
いちおうワイんとこロケ地なんやけど
そんで普通に新歓コンパが居酒屋なんよね
平成半ばごろぐらいまでこんなんだったんじゃないかな
新歓はいまでも1年生酒飲むだろ
今ってそういうのないんか?
コロナですらやっとっとんやからどの世代だろうと同じやと思うわ
今も配慮するとこもあるけど大学新歓は結構酒黙認されてるわ
高校はちょっと異常って風潮
大学構内で教員も参加して新歓飲み会やってたな
今は大学生でもお酒は20歳になってからを厳守するってマジ?
部活の新歓で未成年に酒飲ませたことが外部にバレたらきっちり処分されるぞ
救急搬送されるとかじゃないとばれんやろ
酒飲ませてる写真をネットに公開するアホがいたりする
不良漫画がリアルだった時代から、大学新歓の「黙認文化」へ。駅前での飲酒デビューもまた、特定の世代には「あるある」だったのかもしれない。しかし、「バレたら処分」という現代の厳しさも浮き彫りになってきたな。特にSNSでの”晒し”は、昔にはなかった新たな監視の目と言えるだろう。
「不良」の定義と”憧れ”の変化
今はヤリラフィーって言うんやで
Zのさらに下の世代は昭和に謎の憧れがあるからそのうち流行るかもよ
家でもクネクネしてるんか
まあ、こういうガキは社会に出てきたらクネクネさせられへんように酒煙草教え付けんのが醍醐味や
出来ひんやつは虐め倒すだけ、これ高学歴でもおなじやからな
酒は飲むぞ
タバコは金かかるだけでバカがやるもんやと思っとる
「コスパ最悪」とまで言われる不良の姿も、時代と共に「ヤリラフィー」と形を変える。しかし、「昭和への憧れ」というレトロブームが、不良文化を再燃させる可能性も示唆されたな。「酒は飲むがタバコは金かかるからバカがやるもん」というZ世代の合理的思考には、一抹の寂しさと、時代の変化をまざまざと見せつけられた思いだ。
現代の若者文化と社会への提言
ほんまアホやわ
そんなの流行ってるのトー横くらいやろ
そんなことはない
日傘や化粧水を優先とかキンタマついてんのか
コカ・コーラのCMみたいなノリをマジでやってたっぽいからなあ
ワイらもああいう大人になるんだろうなあと思ってたわ
なお
外国のキッズとやり合っていけるんかな
酒タバコに厳しくした結果、大麻や咳止めが流行しているという衝撃の指摘も飛び出したな。それが「トー横限定」か否か、議論の余地はあるが、現代社会の抱える別の側面を垣間見た気がする。モラルの向上ではなく、「タバコが高いから」という経済的要因を指摘する声も興味深い。そして、景気の良かった時代の「陽キャ」の姿に郷愁を感じつつ、今の若者が”喧嘩もしたことがない”と嘆く声も…。時代は確かに変わった。しかし、若者を取り巻く環境は、いつの時代も複雑なものだ。
【深堀り!知的好奇心】未成年飲酒・喫煙の”昔”と”今”:規制と意識の変遷
昔の日本において、未成年者の喫煙や飲酒が比較的当たり前のように行われていた背景には、社会規範や法規制、そしてたばこ・酒類の入手経路が現代とは大きく異なっていたことが挙げられます。未成年者喫煙禁止法は1900年(明治33年)に、未成年者飲酒禁止法は1922年(大正11年)にそれぞれ制定されており、法律自体は存在していました。 しかし、これらの法律の運用や社会の意識は現在ほど厳格ではなかったようです。
規制の変化と未成年喫煙率の劇的低下
厚生労働省の調査によると、中高生の喫煙経験者率は1996年をピークに大きく減少しており、特に2000年以降の減少が著しいとされています。 1996年には中学男子で34.6%、高校男子で87.2%が喫煙経験があったと報告されていますが、2008年には高校男子で59.6%、2021年には高校3年生男子で1.0%まで低下しています。 この劇的な減少には複数の要因が指摘されています。
- 社会環境の変化と規制強化: たばこ業界は2001年から20歳未満の喫煙防止に自主的に取り組んでおり、2005年に発効した「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約」の影響も大きいとされます。
- 年齢識別機能の導入: かつてはたばこ自動販売機が未成年者の主な入手先でしたが、2008年7月以降、全国のたばこ自動販売機に成人識別ICカード「taspo(タスポ)」の導入が義務付けられました。 これにより、自動販売機での未成年者の購入が困難になり、たばこの入手経路が大きく制限されました。コンビニエンスストアなど対面販売でも年齢確認ボタンの導入や年齢確認の徹底が図られています。
- 健康被害の認識向上: たばこの健康被害に関する社会全体の認識が広まり、喫煙する大人が減少したことも未成年喫煙率低下の大きな原因とされています。 学校教育においても、保健体育や道徳、総合学習などを通じて喫煙・飲酒防止に関する指導が強化されてきました。
- 価格の高騰: スレッド内でも指摘されているように、たばこの価格が高騰したことも、特に金銭的余裕の少ない若年層が喫煙を始める障壁となっています。
飲酒に関する現代の課題
飲酒についても喫煙と同様に減少傾向が見られますが、たばこに比べて法規制などの社会的規制が弱く、業界の自主規制に頼る部分が大きいと指摘されています。 未成年飲酒の入手先としては、「家にあるお酒」が最も多く、特に中学生では主要な入手先となっています。 また、甘い味のアルコール飲料が未成年に飲まれる傾向があるとの調査結果もあり、家庭での啓発や、若年層が好みそうなテイストへの対応が課題とされています。
民法の成人年齢が2022年4月1日に18歳に引き下げられた後も、喫煙、飲酒、ギャンブルに関する年齢制限は引き続き20歳に維持されています。 これは、健康への悪影響や依存症のリスクが考慮された結果であり、社会全体として未成年者の健康を守る姿勢が明確になったと言えるでしょう。
【専門家分析】”未成年者の反抗”はどこへ向かうのか?
今回のスレッドから見えてくるのは、未成年者の喫煙・飲酒を取り巻く環境が、過去数十年で劇的に変化したという事実です。かつては社会全体に緩やかな容認があり、入手経路も容易であったため、ある種の「通過儀礼」として機能していた側面があったと推測できます。
しかし、タスポの導入、健康意識の向上、そしてSNSによる監視社会化は、これらの行為を”非日常”へと追いやりました。興味深いのは、その結果として、大麻や咳止めといった別の逸脱行為へのシフトが示唆されている点です。これは、単に法規制を強化するだけでは根本的な解決にはならず、若者の”反抗心”や”自己表現欲求”が新たな出口を探している証拠と言えるでしょう。
結論として、現代の若者文化における「不良」の定義は変容し、より見えにくい場所で、より深刻な問題に繋がるリスクを孕んでいる可能性が高い。社会は、単に禁止するだけでなく、彼らの内面にある欲求を理解し、健全な形で昇華させる新たな”通過儀礼”を模索すべき時期に来ているのかもしれません。
※本記事は掲示板の投稿をまとめたものであり、その内容は個人の意見に基づいています。