17歳前後の少年による犯罪が相次いだ約15年前、新聞や雑誌などでは「キレる若者」との見出しがあふれた。
その後、「キレる」現象は高齢者にも広く見られ、作家、藤原智美さん(60)が「暴走老人!」を著したのは2007年のこと。今や、通勤電車やコンビニなどで「キレるオヤジ」に遭遇するのはさほど珍しいことではない。激高はどこから来るのか。彼ら自身の問題なのか。時代の、社会のせいなのか。その理由を探った。 【藤原章生】
この夏、こんな場面に出くわした。東京・地下鉄東西線の車内で70代と思われる男性が突然、「おい、ずれろ!」と若い女性に言い放った。白髪、銀縁メガネのスーツ姿。
謹厳実直そうに見える男性の表情は険しかった。車内が混んでいるのに、女性がスマートフォンをいじったまま全く動かず、車両の奥へずれないことに腹を立てたらしい。
女性が舌打ちしてにらみ返すと、男性は「なんだ!」とさらに声を荒らげた。
「ずれろ」を「少しずれてもらえる?」にしていれば何も問題はなかったはず。周囲に聞いてみると「キレるオヤジ」の目撃者は多い。
「友人とジョギング中、自転車に乗った年配男性から『邪魔だ!』と大声で怒鳴られた」(37歳・会社員)
「電車に駆け込み乗車しようとして間に合わなかったおじさんが『開けろよ!』と怒鳴り、ドアを蹴っていた」(31歳・女性会社員)
「スーパーで50代くらいのサラリーマンふうの男性が、同じ年代の店員を怒鳴り続け、謝っても許さない態度が異様だった」(55歳・情報技術のエンジニア)
憤怒、あるいはキレた中高年の数を正確に把握する統計はない。犯罪白書などによれば、暴行容疑で検挙された65歳以上の男性は年々増え、13年は2834人。10年前の6・6倍だ。
憤怒すなわち暴行とは言えないが、この増え方は一つの参考にはなるだろう。
キレる原因は何なのか。藤原さんが、まず挙げたのは、言語力の老化だ。「人は体だけでなく思考や会話する力も老化する。
定年などで引退した男性は、夫婦二人暮らしか(離婚や死別による)単身生活者が多い。会話が格段に減り言語力が衰えるため、地域などで新たに人間関係を築けない。
老人会の組織率が低いのは、男性のコミュニケーション力が落ちたのもあるはずです。孤立し自暴自棄になった中高年の男性が、積年のストレスを電車などで暴発させてしまうのでは」
過酷さをあおるのがマニュアル社会とIT(情報技術)の浸透だと、藤原さんはみている。
「マニュアル化が進んだコンビニでは店員だけでなく、客も店に応じてキャラクターを演じないといけない。素早く代金を払い、店員と会話をせずさっと去る。
でも、夫や父親、会社員しか演じたことのない人に、電車内やいろいろな店と細分化された新たなキャラを演じ分けるのは難しい」
3世代世帯が減り、家で「おじいちゃん」でいられるのは幸運な人。地縁、血縁、社縁が衰え、高齢者に与えられた役は演技が下手なエキストラくらいか。
さらに高齢者を追い込むのが、ネットでの人間関係だ。「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)での交流が当たり前となり、今やメールも古びた。
電話はさらに少数派、いきなり自宅に手紙が来たら怪しいという社会で、おいてけぼりを食っているのが今の高齢者」と藤原さん。
スマホを見つめる群衆の中で自分の存在は無となる--。
「混雑する駅のホームでふざけあう男子中学生に出くわし、思わず声を荒らげてしまった。自分でも思いがけず、生理的な反応だった気がする。近ごろは外出時に怒りっぽくなった自分を意識することが多い。
残された時間が少なくなった焦りかもしれない。ただ、世の中に居場所が少ないような気がしてならない……」。66歳のドキュメンタリー映画監督の言葉だ。
こうした叫び、暴力を、藤原さんは世の中に対する「警笛」だと言う。有毒ガスなど異変に敏感な「社会のカナリア」ということだ。
ことを中高年の問題として片付けられるのだろうか。過去20年のマニュアル、ネット社会の進展を見れば、今の若い世代が中高年になる頃、人間関係の手段は想像がつかないほど変わっている。
彼らの置かれた環境が今以上に過酷になれば「キレるオヤジ」そのものが標準化する。そんなこともないとはいえない。
藤原さんは処方箋をこう語る。「今はやりのコミュニケーション力の押し付けは一種の集団主義で、個性と対立するものです。
それよりも、なぜコミュニケーション不全を起こすのか、その起点はどこにあるのか。中高年だけでなく若者を含めた社会全体がもう一度見つめ直さなければいけない。
キレる原点がどこにあるのか。その片りんでも暴き、近未来のあるべき人間関係を考えていかなければ悪くなる一方です」
<高齢化社会>増え続ける「キレるオヤジ」の理由 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース
要はかまってちゃん
今になって特別切れるオッサンが増えたわけじゃないと思うぞ
それはありそうだわな。
ただ、大人しくしてると成人男性の負担を増やすのは勘弁してくれ。
キレまくって周りから嫌われる
↓
定年退職後妻以外誰からも相手にされなくなる
↓
自然と会話が減る
↓
認知症になる
認知症の原因の1つに会話をしなくなることっていうのを聞いたことがある
会社じゃ肩書だけで物事が思うように進むけど、一歩外に
出たらただのハゲオヤジでしかないという現実を突き付け
られて、必要以上にイラつくんだろ?
こういうのが退職したら始末に困るんだ。
肩書が欲しくて自治会なんかにのめり込んで、若い人間に
指図する立場に就きたがる。
馬鹿マスコミの世代間対立煽りに乗っかるなよw
電車内のジジイが全員キレて怒鳴り散らしてるならともかく
ムスッと黙ってる「常識的な」奴の方が圧倒的に多いだろ?
何歳だろうとキチはキチ
幾つになってもバカはバカ
ただそれだけのことだ
こういう年寄りになりたいっていう見本が身近にいない
本来の性格が強く出てくるんだよな。
未就学児ですらおとなしく待ってるのに情けない
同年代の男やめんどくさそうなおばさんに絡んでるのは見たことない。
「俺はお前より偉いから何してもいいんだ」って感覚になってるのが見え見え
言葉が変わってさも新しい現象のように見えてるだけでなんも変わってないだろ。
あとはITやメディアの発達で知る機会が増えた。
仕事してたときはそこそこ若い子に偉そうにできたのに
退職後は嫁しか言うこと聞かないからイライラしてるみたい
なんでジジイに愛想振りまかなくちゃいけなんだか
金持ってるならまだしも
非常識馬鹿女と激昂怒鳴り付け糞爺だろ?殺処分しろ
どっちかというとスマホ馬鹿のが多すぎていらつくやろ
はよ歩けよボケって毎日思うわ
つまりは、弱い人間への八つ当たりってことだよねw
クズオヤジが、会社でも家でも相手にされないから、社会のあちこちで八つ当たりしてるだけ
誰も相手にしてくれないストレスがたまって、
弱い人相手に偉そうにしたいんだろうね。
>> 131
この前、駅のホームでいきなりベビーカーの赤ちゃんを殴った60代も少し離れた所に父親が居たのに母親しかいないと思ってやったんだよね。
うちの両親は健康麻雀をやってるけどあれはボケ防止に良さそう。
「ベビーカー邪魔」幼児暴行か
09月28日 11時49分
東京・有楽町の地下鉄の駅構内で、ベビーカーに乗っていた1歳の男の子を殴ったとして、64歳の男が警視庁に逮捕されました。
調べに対し「ベビーカーが邪魔だった」と供述しているということです。
逮捕されたのは、都内に住む64歳の無職の男で、警視庁によりますと、26日午後1時ごろ、東京・千代田区の東京メトロ・有楽町駅の構内にある地下通路で、ベビーカーに乗っていた1歳の男の子の頭を殴ったとして暴行の疑いがもたれています。
近くでほかの子どもの面倒を見ていた父親が、ベビーカーを押していた母親の悲鳴を聞いて、その場で男を取り押さえたということです。
警視庁によりますと、地下通路に設置されている防犯カメラにも、ベビーカーに乗っていた男の子を殴る姿が写っていたということです。
警視庁によりますと、調べに対し「ベビーカーが邪魔だったので殴った」と供述しているということです。
警視庁が詳しいいきさつを調べています。
そんなキチがいたのか
歳を取るとだんだん敬語を使わなくなる
高齢になるほど怖いものがなくなり、世の中をなめ出す
まぁ、これはオッサンに限らないけど。
接客業をしてると2パターンになる。
日頃色々な客を見ていて、自分は気をつけようとか店員に優しくしようと思う人と、普段嫌な客にされたような事を自分が客になったらする人と。
少し違う。
接客業のイロハのイがなってないと注意したくなるんだよ。
元々プライドが高いやつがこうなる傾向が強い
相手を尊重する心がなければ、優しい人だって怒るときは怒るよ
アレに切れてる奴は、圧倒的にオヤジと爺さんが多いもんなぁw
内弁慶なのよ 外人に向かってキレてみろ
今の60代後半は団塊世代だから20代なんかより人口が全然多いから数に比例してトラブルも増える。
ネット世代じゃないので、やることなくて暇。
こんなところじゃね?
散々忌み嫌われてきた世代だから溜まってるんだろう
本音と建前が意識出来ない人。
思った事を感情のまま軽率に言葉に出す人。
自分に近い人としかまともに話した事ないんじゃないの?
ってな人が最近大杉。
キレるのも大概だがキレさす奴も問題ありな場合あり。
俺は元気でいいねぇくらいにしか思わんのだが、それに切れるオヤジの気持ちが分からんわ
日頃のストレスを発散してるとか、別の要因があるとしか思えん
虚しさだけという
振り返れば英語できる自分にはまだ逃げれる場所があった
それで日本にはもう見切りつけた
もう少し肩の力を抜ける社会を日本は作るべきだ
引用元: ・【社会】「キレるオヤジ」が増える