【表】神戸地裁判決のポイント
「被告人をいずれも無罪とする」。神戸地裁101号法廷。約40分の判決文朗読の後、後回しにされていた主文が言い渡された。
男性の被告はこれまでの公判同様、身じろぎ一つせず前を向いていた。
「無罪ですが、行ったことは取り返しがつかないことは分かっていますね」。裁判長の問いかけに、小さくうなずいた。
落ち着いた様子は、被告が事件時に抱いていたとされる妄想の荒唐無稽さとは対照的だった。判決によると、被告は事件2日前から元同級生の女性の幻聴が聞こえ始め、妄想により女性を「超常的な存在」と思うようになったという。
周りの人は人間の形をした「自我や意識のない存在」で、倒すのが女性と結婚するための試練だと考えていた、とこれまでの公判で証言していた。
閉廷が告げられると、傍聴していた被害者関係者らは困惑の表情を浮かべた。被告の伯父(67)は、3人の位牌を手に傍聴していた。殺害された祖父母と、その長女で公判前に亡くなった妻だ。
発生から4年余りがたっての無罪判決に「本当にむごい。3人にどう報告すればいいのか分からない」と立ち尽くした。
徐々に地裁内は騒然とし始めた。「お母さん返してよ!」「人が3人死んでんねんで!」。被害者の関係者とみられる女性は、地裁庁舎内で叫んだ。「こんな判決おかしいやんか。遺族の気持ちはどうなるの!」
4日夕、亡くなった女性=当時(79)=の遺族は「何の罪もない3人が無法に命を奪われたのに、被告は法律で守られたことは到底納得できない」とのコメントを発表した。
負傷した女性(69)も「こんなことが許されるのかと落胆している。4年間かけてようやく取り戻しつつあった安心が一気に崩れ去りました」とし、神戸地検に控訴を求めた。
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【園田寿・甲南大名誉教授(刑法)の話】 複数人が殺害された事件でも、刑事責任能力が争点になって無罪になるケースはある。刑事責任能力の有無を判断するには非常に専門的な知識が求められ、特に裁判員は、専門家の意見を信用せざるを得ない。精神鑑定の手続きなどに問題ないかで判断することになる。
今回は精神鑑定を担当した専門医2人の見解が分かれた。11回にわたって面接した1回目と、5分程度あいさつを交わしたのみという2回目を比べると、1回目を信用するのは自然な判断だ。「疑わしきは被告の利益に」の原則に沿った判決だ。ただ、それでも無期懲役か無罪かの判断を迫られた裁判員は、相当な負担を感じたはず。
裁判員制度の趣旨は、裁判の進め方や内容に国民の視点を反映することだが、「究極の選択」を一般人に強いるのは問題だ。制度導入前には、懲役10年以下の犯罪などを対象とするという議論もあったはずで、制度を考え直す議論も必要ではないか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b6d9241870c944e494d24c996fa82b1fe4e0ede
前フリみたいなもんだよな
地裁って言うか裁判員だからだろうな
人一人殺す判断を下すのは荷が重すぎる
そもそも求刑が「無期懲役」だったらしい
にもかかわらず死刑というのもあったらしいが
裁判員裁判には期待できないでしょ
犯罪被害者給付金があるから2800万くらいがMAX
だったと思うが支給されるけどめっちゃ値切られる
いくらもらっても空しいけど、それさえ値切られるなんて切ないな
言われちゃったら、無罪にするしかない。
それで有罪にするなら「責任能力あるってあなたの感想ですよね?」
って批判されちゃう。
責任能力が論点なのが納得いかない、5人殺傷と云う結果で判断すりゃえぇやん、キチやろが心身何とかでも無罪はナシやわ、結果の重大さで決めたらどや
これ
そりゃ国が精神障害者1級認定して生活保護出して精神病棟で死ぬまで飼うんだよ
精神病院ウマー制度
警察の事は襲ってないから判断能力は有ったって精神科医の説明を俺は信じるよ
猛獣と同じじゃねえか
近所の女性はとんだとばっちりなのに無罪判決は浮かばれないな
精神病院で一生を過ごす事になるな。
まあ、刑事裁判で無罪になっても民事訴訟で賠償金は取れるけどさ。
よくは知らんが、入院期間は多くの人が想像するよりも遥かに短いのが実情だと思う
入院処遇終了者の入院処遇期間 全国平均727日
https://higashiowari.hosp.go.jp/image/hosp-guide/tandp-law_files/chiiki_no17_shiryou.pdf#page=16
イマイチなデータだなぁ
重大犯罪患者と一般の心神喪失を混ぜこぜにして解らなくしてるな
そもそも重大犯罪者は鉄格子の閉鎖病棟からは行政の許可無いと出れないぞ
指定入院医療機関(閉鎖同等だと推測される)から出すかどうかは
地方裁判所(司法、行政に非ず)が判断する
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/sinsin/gaiyo.html
机上と実務はちゃうで。申し立てするか否かの実権は担当医者が握ってる
裁判所は医者を信頼してハンコ押すだけ
現在の医療観察法は池田小事件がきっかけで出来たワケだが
それまでは同様のケースで「退院」について医師の裁量に委ねられていた部分が大き過ぎたので
その「裁判所の判断」というのが追加されたというのが立法の経緯としてあるらしい
(詳しくは https://m-repo.lib.meiji.ac.jp/dspace/bitstream/10291/14982/1/seijigakuronshu_32_79.pdf)
ところが、あんたのお説によると、実際にはそんな制度は機能していないということか
しかし、良く知ってんね、どこにも書いてないことを
見てないけど、心神耗弱と心神喪失では違うし、犯罪類型でも違ってくるし、病気の程度や社会復帰に協力してくれる人が居るか居ないかでも違ってくる。
なぜ、精神疾患が無罪になるのかについては根拠が示されている。
刑罰は犯罪者に再犯を犯させないように更生させるのが目的なんだが、精神疾患持ちを服役させても何故自分が刑務所に入ってるのか?
何を更生すればいいのかすら自覚出来ないので刑罰にならなないんだな。
更生出来ないから社会に出すと再犯を繰り返す、罰を与えても反省しないのループになる。
だから一生病院に入れるか、死刑にするかのどちらかしかないんだな。
個人的にはこんな危険な存在は死刑にすればいいと思うんだが、人権家がうるさいから病院に入れる事になる。
50人以上やったら流石に色々こじつけられそうだが
50人以上殺すには綿密な計画と準備が必要で、うっかりとか精神疾患では不可能な犯罪だから心神喪失という判断にはならないだろうな。
その気になれば、というか、うっかりとか精神疾患レベルで何百人も殺せる方法はあるぞ。
心神喪失については認めていないが心神耗弱については認めているから
酒に酔うという行為自体が故意なので心神喪失をや心神耗弱には該当しない。
薬物でも同じ。
但し、薬物だとは知らなかった又は無理矢理飲まされた等の場合は該当する。
大抵はどこか心神喪失してないと人なんて殺せない。
つまり究極的には殺人は全て無罪でないとおかしい。
目には目を歯には歯をのハンムラビ法典の方が余程進歩的だな。
責任取れないんなら猛獣と変わらないんだから最初から檻に閉じ込めておかないと