スリランカ大統領、メールで辞表提出

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　【ニューデリー＝浅野友美】スリランカのゴタバヤ・ラジャパクサ大統領は１４日、滞在先のモルディブを出国し、空路でシンガポールに到着した。
さらに別の国に向かうとの報道もある。経済危機を巡る抗議デモ拡大を受け、国外脱出後の１３日に辞任する意向だったが、地元メディアによると、
ラジャパクサ氏の辞表を受理する手続きがまだ終わっていないという。

　ラジャパクサ氏は１３日、夫人らとモルディブの首都マレに脱出したが、マレでも抗議デモが起きた。ＡＦＰ通信は航空当局の話として、
ラジャパクサ氏が１４日にマレの空港を出発したと伝えた。安全な場所を求めて移動したとの見方が出ている。

　地元メディアによると、ラジャパクサ氏の辞表は国会議長に電子メールで送られたが、受理するかどうか法的な確認が必要なため、辞任が遅れているという。

　スリランカ国内では、ラジャパクサ氏や大統領代行となったラニル・ウィクラマシンハ首相の辞任を求める抗議デモで、参加者１人が死亡、８０人以上が負傷した。
ウィクラマシンハ氏は軍に治安維持を要請。ＡＦＰ通信によると、デモ主導者が１４日に記者会見し、大統領公邸などの占拠をやめると表明した。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20220714-OYT1T50320/