ワニ男を逮捕　12府県でワニ行為を繰り返す手口

　関西を中心に、１２府県のホテルで、大浴場の脱衣所のロッカーから持ち出した鍵を使い、現金を盗んだなどとして、５３歳の男が、１２日までに逮捕・起訴されました。男は、犯行の手口から、捜査員に「ワニ男」と呼ばれていました。

　窃盗などの疑いで逮捕・起訴されたのは、大阪市のリフォーム業、小谷進一被告（５３）です。

　警察によりますと、小谷被告は今年３月、兵庫県姫路市内のビジネスホテルで、大浴場の脱衣所のロッカーをこじ開けて持ち出した鍵を使って、他人の部屋に忍び込み、現金約５０万が入った財布などを盗んだなどとされています。

　小谷被告は、今年６月までの半年間で、兵庫県のほか京都府や広島県など１２府県のビジネスホテルなどに侵入し、盗みを繰り返していたとみられています。

　被害は合わせて２３件、約１５０万円に上り、警察は１２日までに、すべての書類を神戸地検に送り、捜査を終えました。

　小谷被告は、調べに対し「湯船につかりながら首だけ出して物色していた」と話していて、捜査員からは、「ワニ男」と呼ばれていたということです。

　小谷被告は「コロナの影響で収入が減った。風呂も好きで、観光のついでにやった」などと話しているということです。

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