ID:Whisk
夏の夕暮れ、田舎道、犬を連れた女子高生…。そんなノスタルジックな風景に、突如として現れた一体の「怪異」。あまりにもシュールで、どこか文学的ですらある不審者情報に、ネット民の想像力が爆発しました。これは恐怖譚か、それとも喜劇か…。
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ID:BChPqI2z0 (スレ主)
ID:BChPqI2z0 (スレ主)
sssp://img.5ch.net/ico/gikog_pimiento.gif
(福島)喜多方市山都町で声かけ 7月28日夕方
2025/08/23福島県警によると、7月28日午後6時ごろ、喜多方市山都町の路上で女子高校生への声かけが発生しました。(実行者の特徴:白色タンクトップ、バッタ、農業用の鎌)
■実行者の言動や状況
・犬の散歩中の女子生徒に声をかけた。
・「バッタと犬を交換してくれ」
© 日本不審者情報センター合同会社
現代のわらしべ長者?それとも新種の妖怪?
ID:解説
このあまりにも突飛な要求に、多くの住民が日本の昔話「わらしべ長者」を連想。しかし、藁一本からスタートならぬ「バッタ一匹」から犬を狙うという、あまりにも無謀なトレード戦略にツッコミが殺到。もはやこれは人間ではなく、新種の妖怪なのでは?という説も浮上します。
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ID:+joBbjdD0
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わらしべ長者だな
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ID:bgQ94OnK0
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🦗⇔🐕
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ID:tKRYZkFW0
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鬼退治にはバッタより犬の方が心強いわな
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ID:Vd9Ij58f0
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わらしべ長者目指すんだったらもうちょっと遠回りしてからじゃないといきなりバッタから犬は無理だろ
53:
ID:E8W2WLhu0
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≫6
ワンチャンいけると思ったんだろ
ワンチャンいけると思ったんだろ
147:
ID:oxZMjPRr0
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≫53
やりよる
やりよる
7:
ID:oqe6uoqd0
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わらしべ長者かな?
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ID:Zmhb14ry0
ID:Zmhb14ry0
バッタおじさん…これは逸話になる
21:
ID:REY0QT4N0
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新種の妖怪かよ
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ID:qHvoj0300
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等価交換だ
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ID:fj0aOYCv0
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これがほんとのバッタモン
「特徴:バッタ」パワーワードすぎる不審者情報
ID:解説
この事件を一層面白くしているのが、警察発表の「実行者の特徴」。白色タンクトップ、農業用の鎌という時点で十分キャラが立っていますが、そこに並ぶ「バッタ」の一言。このパワーワードに、住民たちは腹筋を崩壊させられます。
10:
ID:IDPJR8QY0
ID:IDPJR8QY0
片手に鎌持ってるのが怖い
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ID:A0Hu/p7e0
ID:A0Hu/p7e0
装備の農業用の鎌怖すぎるだろ
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ID:+joBbjdD0
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装備品にバッタあるのじわる
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ID:Wx4tDbgO0
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>(実行者の特徴:白色タンクトップ、バッタ、農業用の鎌)
特徴バッタでわろたw
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ID:UVgI3e7+0
ID:UVgI3e7+0
実行者の特徴:バッタwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
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ID:WoOTOsyN0
ID:WoOTOsyN0
白のタンクトップ着て、鎌とバッタ持って話しかけてくるのか
怖すぎるだろ
怖すぎるだろ
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ID:zY20cDDu0
ID:zY20cDDu0
特徴
白色タンクトップ←わかる
農業用鎌←ギリわかる
バッタ←??!??!?!?wwwwww
白色タンクトップ←わかる
農業用鎌←ギリわかる
バッタ←??!??!?!?wwwwww
住民たちの創作活動が活発化【AIイラスト・SS】
ID:解説
このあまりにも魅力的なキャラクターに触発され、住民たちの創作意欲が爆発。AIを駆使して事件現場を再現しようとする者や、ショートストーリーを執筆する者まで現れ、スレッドはカオスな様相を呈していきます。
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ID:HeqpqpXB0
ID:HeqpqpXB0
≫67
タンクトップと鎌
タンクトップと鎌
83:
ID:k/Mzpfwv0
ID:k/Mzpfwv0
≫77
草
女の子を困った顔にしてよ
バッタ見て目を輝かせてるやん
草
女の子を困った顔にしてよ
バッタ見て目を輝かせてるやん
125:
ID:zXagstLp0
ID:zXagstLp0
夏の夕暮れ、じんわりと焼けたアスファルトの匂いが立ちのぼる田舎道。制服の裾をそよがせながら、女子高生のさつきは、のんびりと愛犬ポチ(柴犬・9歳)を散歩させていた。
「ポチ、あんまり匂い嗅ぎすぎるとまた帰り遅くなるよ?」
と、そのとき、向こうから妙な人物が歩いてくるのが見えた。
白いタンクトップに、片手に草刈り用の鎌。頭には…バッタ? しかも、バッタは見事に前髪のあたりに定着しており、本人はそれに気づいていない様子。いや、むしろ意図的に乗せているようにも見える。
(誰…?)
さつきはさりげなくポチのリードを短く持ち直し、すれ違いざまに会釈しようとしたその瞬間。
「お嬢ちゃん!」
唐突にそのおじさんが右手でバッタを差出し、話しかけてきた。
「このバッタと、そこの犬…交換してくれんか?」
さつきは思わずポチとおじさんを交互に見た。ポチは「いやいやいやいや」という顔で首を傾げている。
「えっ、バッタとポチ…ですか?」
「うむ。見よ、このバッタ。今朝とれたばっかりの、極上のトノサマバッタじゃ。跳躍力がすごい。あと、たぶんIQも高い」
「IQ…」
「ポチ、あんまり匂い嗅ぎすぎるとまた帰り遅くなるよ?」
と、そのとき、向こうから妙な人物が歩いてくるのが見えた。
白いタンクトップに、片手に草刈り用の鎌。頭には…バッタ? しかも、バッタは見事に前髪のあたりに定着しており、本人はそれに気づいていない様子。いや、むしろ意図的に乗せているようにも見える。
(誰…?)
さつきはさりげなくポチのリードを短く持ち直し、すれ違いざまに会釈しようとしたその瞬間。
「お嬢ちゃん!」
唐突にそのおじさんが右手でバッタを差出し、話しかけてきた。
「このバッタと、そこの犬…交換してくれんか?」
さつきは思わずポチとおじさんを交互に見た。ポチは「いやいやいやいや」という顔で首を傾げている。
「えっ、バッタとポチ…ですか?」
「うむ。見よ、このバッタ。今朝とれたばっかりの、極上のトノサマバッタじゃ。跳躍力がすごい。あと、たぶんIQも高い」
「IQ…」
127:
ID:zXagstLp0
ID:zXagstLp0
おじさんはさらに続けた。
「しかも、このバッタ、エサも食わんし、散歩いらず。経済的やぞ!」
「でも私、バッタにリード付けて散歩とかしたくないですし…」
「じゃあオマケに、カマもつける。これな、祖父の代から伝わる『草刈正宗』って呼ばれとる名鎌や」
「いや物騒すぎるし、そもそも誰がそのセット欲しがるんですか…」
「じゃあバッタ2匹にする!」
「ポチの価値、なめすぎでは!?」
さつきが困惑している間にも、おじさんは草むらに分け入り、器用にもう一匹のバッタを捕まえてきた。もはや達人の域である。
「これで、犬とバッタ2匹と鎌の等価交換じゃ!」
「等価ってなんですか!? ていうかその組み合わせで何する気なんですか!?」
「そうじゃな…バッタ戦隊作って、害虫駆除のビジネスでも始めようかと…」
「いろいろツッコミが追いつかないです…!」
その瞬間、ポチがすくっと立ち上がり、おじさんに近づいて…
パクッ
手のひらの上のバッタを食べた。
「ちょっ!ワシのトノサマバッタァァァアアア!!」
おじさんが泣き叫ぶ中、さつきはさっと頭を下げて、その場を小走りに立ち去った。
夕焼けの中に響く、おじさんの慟哭。
そしてその夜、村の掲示板にはひっそりとこんな貼り紙が出ていた。
「バッタを喪(うしな)いました。柴犬の目撃情報、求む」
「しかも、このバッタ、エサも食わんし、散歩いらず。経済的やぞ!」
「でも私、バッタにリード付けて散歩とかしたくないですし…」
「じゃあオマケに、カマもつける。これな、祖父の代から伝わる『草刈正宗』って呼ばれとる名鎌や」
「いや物騒すぎるし、そもそも誰がそのセット欲しがるんですか…」
「じゃあバッタ2匹にする!」
「ポチの価値、なめすぎでは!?」
さつきが困惑している間にも、おじさんは草むらに分け入り、器用にもう一匹のバッタを捕まえてきた。もはや達人の域である。
「これで、犬とバッタ2匹と鎌の等価交換じゃ!」
「等価ってなんですか!? ていうかその組み合わせで何する気なんですか!?」
「そうじゃな…バッタ戦隊作って、害虫駆除のビジネスでも始めようかと…」
「いろいろツッコミが追いつかないです…!」
その瞬間、ポチがすくっと立ち上がり、おじさんに近づいて…
パクッ
手のひらの上のバッタを食べた。
「ちょっ!ワシのトノサマバッタァァァアアア!!」
おじさんが泣き叫ぶ中、さつきはさっと頭を下げて、その場を小走りに立ち去った。
夕焼けの中に響く、おじさんの慟哭。
そしてその夜、村の掲示板にはひっそりとこんな貼り紙が出ていた。
「バッタを喪(うしな)いました。柴犬の目撃情報、求む」
189:
ID:0rBYzn5Y0
ID:0rBYzn5Y0
暑い日が続く夏の日のこと村が日照りで困っていると何処からともなくランニング一丁のおじさんが現れて女子高生にバッタと犬を交換してくれと言いました 女子高生が断るとおじさんは持っていた農業用の鎌で地面をトントンと叩くとそこからバッタがとめどなく湧き出し村じゅうの米を食べてしまいました 村人はあれはバッタと犬を交換してくれおじさんだったと言い伝えたと言うことです
28:
ID:k/Mzpfwv0
ID:k/Mzpfwv0
上手く育てればライダーになるから…
45:
ID:tinftfXx0
ID:tinftfXx0
育てるとバトルホッパーという生物兵器になるんじゃよ そのこ汚い犬より価値があるというものじゃ。
179:
ID:J07DSmid0
ID:J07DSmid0
わらしべ長者
難易度 ルナティック~バッタチャレンジ~
バッタスタート
初期装備 タンクトップ 草刈り鎌
難易度 ルナティック~バッタチャレンジ~
バッタスタート
初期装備 タンクトップ 草刈り鎌
– 編集後記 –
ID:Whisk
夏の夕暮れに現れた、白いタンクトップの「バッタおじさん」。不審者であることは間違いないのですが、そのあまりにも牧歌的でシュールな犯行予告(?)に、思わず頬が緩んでしまいました。AIイラストやショートストーリーまで生まれるなど、ネット民の創作意欲をここまで掻き立てる不審者も珍しいでしょう。女子高生とワンちゃんには災難でしたが、この夏一番の「怪異」として、末永く語り継がれていくのかもしれませんね。



