【訪問販売】うその説明で浄水器販売　20億円以上を売り上げ　男3人を逮捕

うその説明で客に浄水器を買わせていた疑いで、会社役員の男ら3人が逮捕された。
株式会社東和と、その実質的経営者の植竹完治容疑者(42)、肥後和仁容疑者(55)、菅谷裕一容疑者(35)ら3人は、2016年6月と7月に、神奈川県や愛知県で、客に「当社の浄水器を設置すれば、水道管の掃除が必要なくなる」などとうその説明をして、浄水器を販売した疑いが持たれている。
植竹容疑者らは、容疑を認めているという。
植竹容疑者らは、行政機関から繰り返し処分を受けながらも犯行を繰り返していて、2009年以降で20億円以上を売り上げていたとみられ、警察は、余罪の裏付けを進めている。

植竹完治（４２＝東京都渋谷区）、肥後和仁（５５＝同中野区）、菅谷裕一（３５＝同千代田区）の３容疑者。植竹容疑者は浄水器販売会社「東和」（同台東区）

植竹容疑者は２００４年ごろから同様の手口で訪問販売を行い、

「植竹容疑者が代表をしていた『湊設備』は０６年ごろから計５回、数カ月～１年の業務停止命令を受けています。その後は『エグゼ』と社名を変えましたが、昨年３月に東京都と愛知県から業務停止命令と、まったく懲りていない。

昨年１～１０月にかけて、１８都府県で７００件以上の契約を結び、約３億円の利益を得ていました。被害件数が一番多いのが愛知の１８３件（被害総額７２００万円）、次いで東京の１７０件（同６７００万円）。味を占めていたのでしょう」（捜査事情通）

植竹容疑者は不正に得たカネで、渋谷区の一等地で暮らしていた。
「５０平方メートル台の２ＬＤＫで、家賃が３０万円近くする高級マンションです。妻子もいます」（前出の捜査事情通）