4/14(日) 10:12配信
肥満は糖尿病や高血圧、脂質異常症など多くの病気の危険因子だ。食事や運動、薬などで治療するのがメーンだが、多くの人にとって体重を減らし、それを維持するのは難しい。非常に太っている人は胃を小さくするなどの減量手術も選択肢だ。糖尿病などを改善する効果も期待できる。手術を受ける際は食事など生活習慣の改善が重要で、専門家は「減量のきっかけと考えてほしい」と指摘する。
「115センチメートルだった腹囲が90センチメートルになった。着られる服の種類も増えた」。兵庫県西宮市に住む長距離バス運転手の男性Aさん(43)は笑顔をみせる。同市内の兵庫医科大学病院で2018年11月に胃を小さくする「腹腔(ふくくう)鏡下スリーブ状胃切除術」と呼ぶ手術を受けた。体重を身長の2乗で割って出すBMI(体格指数)は手術前には37だったが今は30を切る。
Aさんは以前、食べる量も多く、行く先々で「ご当地ラーメン」の店などをはしごしていた。体重は110キログラムを超え、睡眠時無呼吸症の治療もしていた。テレビ番組で手術のことを知り、同病院を受診した。
腹腔鏡下スリーブ状胃切除術は2014年に国の保険が適用された。患者は(1)BMIが35以上の高度肥満(2)半年以上の内科的治療でも減量効果がない(3)糖尿病、高血圧症、脂質異常症、睡眠時無呼吸症のうち1つ以上を合併――を満たす必要がある。
BMI35未満の人なども手術を受けられるが、自由診療となる。国内の肥満症の手術はこの方式以外も含め、18年に600例以上実施された。約50の医療機関が手掛けている。保険適用以降、急増した。
腹腔鏡下スリーブ状胃切除術では胃の約80%を切除する。残す部分は約100ccとバナナ1本程度の大きさだ。食事の摂取量を制限して体内に入るエネルギーを減らす。患者は手術後、少し食べれば満腹になる。低カロリーの「フォーミュラ食」などをとる。
執刀医は腹部に小さな穴を複数開け、腹腔鏡を入れる。胃を切ると同時に細かいホチキスのような針で閉じる専用器具などを使う。兵庫医大の倉橋康典講師は「傷口が小さく負担の小さい手術だが、太っている人が対象なので医師の熟練が要る」と話す。手術後に逆流性食道炎などの合併症が起こる可能性もある。
また、重症の肥満症で糖尿病の症状も重い人では、腹腔鏡下スリーブ状胃切除術に「十二指腸空腸バイパス術」を組み合わせることも検討される。ただ保険診療と保険外の自費診療を併用する「先進医療」となっており、施設も限られる。
減量手術は物理的に胃を小さくする以外の効果もある。食欲を刺激するホルモン「グレリン」を分泌する場所も切除するからだ。「インクレチン」などのホルモンや胆汁酸が増え、血糖値を下げる効果も期待できる。手術を受ければ糖尿病の症状が落ち着いた状態が続く「寛解」になる例も多いという。高血圧や脂質異常症も改善が期待できる。
現代人は太りすぎが問題となっている。糖尿病など様々な病気のリスクを高めるからだ。日本ではBMI25以上が肥満に分類される。国の調査では国内で糖尿病が強く疑われる患者は推計約1000万人、予備軍も同1000万人いる。
東邦大学医療センター佐倉病院(千葉県佐倉市)の龍野一郎教授(日本肥満症治療学会理事長)は「最近の調査では高度肥満の糖尿病患者は国内で推計30万人おり、このうち約3万人は肥満の外科手術を必要としている」と話す。「日本社会では肥満が自己責任で、肥満そのものが病気だとの認識が低い」と指摘する。
欧米では約60年前に肥満症手術を始め、今では複数の方式で年間数十万件の肥満症手術を実施する。効果を裏付けるデータも出ている。スウェーデンの研究チームによる20年間の追跡調査では、手術を受けた人は減った体重を長期間維持できていた。米国チームの研究では、手術を受けた人で12年後に糖尿病だったのは3%。一方、受けなかった人は26%が糖尿病だった。
肥満症治療で手術を選べるのはよいことだが、関西医科大学(大阪府枚方市)の井上健太郎准教授は「楽にやせるための手段と捉えるのは間違い。基本は内科治療で手術はプラスαと考えてほしい」と訴える。
同大病院では患者に手術前後の注意点などを記した冊子を渡す。そこには、手術だけ受けると「食べられないストレスで気持ちが不安定になりやすくなります」「手術後も食べ過ぎてしまい小さくなった胃が破れます」「良い生活習慣を身につけられずリバウンドします」との文言もある。
患者はまず手術のことをよく理解し、通院でこれまでの生活習慣を改善して減量に努めることが重要だ。
以下はソース元で [/bq]
医療費を計算すると安い
野菜と肉をメインにして漬物の位置にご飯を置くと少しマシになる。
お金が無いとか言う奴は喰わなきゃもっと節約になると言い返せば良いし、そういう言い訳する奴に限ってデブ
たまに思いっきり食べてしまいたい時があるのをなんとかしたいけど、どうにもならない・・・。
こんな手術よりカウンセリングで食欲を何とかできないのかね
そっちは時間がかかるわ
でもある程度戻るから焦らないで良い
ほっといたらどのみち病気になるんやし
補助程度でいいでしょ
整形に保険は効かないし
自分が原因で勝手にブヨブヨになったんだろ
ならパチカスも保険適用で面倒見ないとな
肥満は健康を直接害するし、保険適用はしょうがないと思うわ
浮気やらモラハラDVされてきて長年苦しんだのはこっちだけどね
健康に気をつかう方からすると意味が分からないよな
胃がんになった人が決死の覚悟でやる様な手術を
いくら重度だからって肥満ごときで受けたいものなのか?
これ後遺症とかデメリットのが大きいだろ。
生活習慣を強制的に正常化せざるを得ないけど(物理的に胃に入らなくなるから)、そのあと高カロリー食とか経腸吸収栄養剤とか摂取しないといけなくなるんじゃないか?
透析とか金がかかる
胃を切除でもしないと我慢が効かないってのは凄い
そこがダイエットの落とし穴。
まずは我慢するべきは高カロリーなもの。
食べる量自体は我慢してはいけないのよ
炭水化物や高カロリーの代わりに野菜を山盛り食べて体質改善と食事は置き換えても大丈夫だと馴れさせることが大事。
それで慣れてから徐々に減らしていけばいいわけで
大体120~130のラインで止まる人が多い
164cm、114kg→93kgまで落ちてる。でも運動しないで
食事も好き勝手やってるとすぐ100kgまでリバウンドする
食いたくても物理的に食えなくて辛いから、また胃を元に戻す手術を受けたいとか言ってたっけ
いくら手術しても心を治さないと無理だよ
手足の長さなどにも個体差があるし、
筋肉の方が脂肪より重くなるだろうに。
外科的治療ではデブ脳はデブ脳のまま
だらしないデブから重量税取れや
健康な胃を手術して保険適用ってのが謎
治療を拒否する人は、それ以降、成人病になった時の自己負担比率を大幅に引き上げる。
そうすれば自分で成人病の原因作らないように努力するだろう