急速な進化を遂げるAIが世界中で議論を呼ぶ中、日本ではなぜか「脅威ではない」と考える人が多数を占めるという驚くべき調査結果が明らかになった。この”異例の楽観主義”は、果たして未来への希望か、それとも危うい現実逃避なのか。掲示板に集まった声から、その深層に迫る。
【前提知識】日本のAI楽観視が示すもの
日経BPの調査によると、日本人の44%がAIを「脅威ではない」と認識しており、これは先進国としては異例の楽観的な姿勢だ。急速なAI進化が社会構造に変化をもたらす中、この日本の独自の見方がどこから来るのか、そして何を示唆するのか。スレッドでは、この問いに対し多様な意見が飛び交った。
「知らぬは仏」か「見ざる聞かざる言わざる」か
急速に進化する人工知能(AI)によって、我々の仕事がなくなってしまうのではないか――。多くの日本人が、そうした懸念を実は「抱いていない」ことが日経BPの独自調査で明らかになった。海外の調査と比較すると、日本人のAIに対する楽観的な姿勢は、先進国では異例である。
日経BPは2025年7月に、生成AIの活用に関するウェブ形式の調査を実施し、日本企業で働く1450人から有効回答を得た。この調査の中で、…
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC133YR0T11C25A1000000/
年寄りしかいないから新しい技術は経営者が若くないと導入されないから
導入から早くも、日本社会の根深い問題点が浮き彫りになる。この「楽観視」は、無知から来るのか、それとも構造的な問題によるものなのか。ジャーナリストとしては、後者の可能性に強く着目せざるを得ない。
「アトム」が育んだ幻想と、「ターミネーター」の警鐘
欧米人はターミネーター見てAI暴走してディストピアになるって思っとるのやろ
この文化的な背景は無視できない。手塚治虫が生み出した「鉄腕アトム」や藤子・F・不二雄の「ドラえもん」は、日本人のAI観に深く影響を与えている。しかし、隣人たるロボットという理想が、現実の脅威に対する認識を曇らせてはいないか。
AIは新たな仕事を生むか?置き換わる職種とは
データセンター作る人、管理する人
データセンター作る機械を作る人新たな仕事がいっぱいだ
最終的なチェックをする権威の人間だけいればいい例えば弁護士の法律相談とかは完全にAIで代替できると思う
減ってるから米国で雇用減ってるんじゃね
AIに代わって貰わないと人手不足が解消出来ない
ホワイトカラーはAI、ブルーカラーは人間へ160万もいるらしい無職ニートが働かないからね
この中に含まれる引きこもりネトウヨも旧速には多いし
頭使ってないのが日本人労働者
だから常に人手不足
仕事が無くなる心配より、デスマが無くなる嬉しさが勝つ
現業は安泰であることはわかってるAIで真っ先に仕事を追われるのは、新聞社や雑誌社マスコミ各社で、そもそもコイツら物凄く嫌われてる
すでに始まってるよ。
我が国におけるクリエイター職は、人気はあっても社会的地位は低く
ごく一握りの成功者以外は全体の生産性にあまり貢献していない
まぁそれはどこの国でも同じだろうけど
AIの導入が新たな産業を創出するという希望と、既存の職種が淘汰されるという現実。特にクリエイティブな領域やホワイトカラーの現場で既に影響が出始めているという報告は、決して無視できない事実だ。日本社会の「人手不足」が、この変革のスピードを鈍らせるのか、それとも加速させるのか。これは単なる経済問題に留まらない。
AIを「使えない」のか「使いこなせていない」のか
従来の仕事をAIにやらせてそれ以外の新しい仕事に人が集中するようになる
これができないと新しいことできない人になってしまうんだ
「全く使えない」じゃなく「使ってないから現状知らない」だろ?
いつまでAIは嘘ばっかりだと言ってAIを使うことから逃げてんの
IT後進国の日本
これがリアルな感想
職業によるとしか
実際のとこ個人事業主や経営者達で要領のいい人は今のAIを使い倒して大量の仕事をこなしてるよ
いや、一昔前に比べてすげえ使えるよ
実際に使ってて、使えないと思ってるって話
なにこれってなって、手で直してる
たぶん使いどころを間違えてる
文章や画像の自動作成ツールみたいな感覚で使ってる人ほど使えないって言ってるイメージ
あとチャットで雑談しかしてない人ほどAIは嘘ばっかりと言ってるイメージ
使いどころは?
打合せ用の叩き台とかそこそこ使える
昨日使ったのは「小学校高学年向けの◯◯(一般的な原理)を説明するためのストーリーを考えて」ってやつ
そこから「△△の概念は理解できる?習ってる?」とか数回やりとりすると自分が何をすべきか見えてくる
AIに完成品は期待してはいけない
叩き台や頭の整理くらい
コーディング
資料作成
英文メール返信こんなところかな
使い方が悪い
上司もAIが無きゃ仕事にならん時代になってきたって言ってた
全然使ったことないフレームワークで目的に叶うサンプルとか作ってくれるので凄まじく重宝してる
当たり前のように間違いも出力するから、使う側の基礎学力が大分問われるけど
分かる。完璧を求めすぎて、結局「AIが悪い!」って逆ギレしてるのまで一緒だわ。
AIの活用を巡る議論は、まるで人間の知能の試金石のようだ。AIが「使えない」という声の裏には、そのポテンシャルを理解せず、従来の思考で「使いこなせていない」現実が見え隠れする。DX後進国と揶揄される日本の現状は、このテクノロジーへの向き合い方そのものに現れている。
「ゆでガエル」の末路か、世界に迫る中国の影か
先進国では最下位とか先進国では異例とか当たり前じゃねーか
他の先進国と比較すること自体がおかしい
お花畑なの?危機感ないんならそこにチャンスの発想もないじゃん
日本人の平均は物事を知らず知ってるつもりで知らないから自分にいいように解釈
太平洋戦争のボロ負けと同じ思考コレが島国思考
正に
島国思考のバカにいくらお前は島国人だと言っても理解できない
もう懲りた
自分は米移民日本でた だから嫌い
AIへの甘い認識
⬇
共通
⬇
島国バカ
危機感があるかといえば?あまりない
一種の茹でガエル現象というか🐸
触れたことない人間は凄さがわからず脅威かどうかもわからない
中国では既にロボットがコンビニを運営してる
薬局10店舗を運営中

一方の日本は世界最大のロボット展に動かないロボットを展示w
動画見たけど自販機で十分なことしかやってないように見える
中国ってドローンやAIはマジですごいのになぜかロボット技術関連はブラフだらけだから要注意
セルフレジでもたついて店員に怒鳴ってる馬鹿老害共を見てれば結果は納得だよな。氷河期ゆとりなように若者がペコペコして介護してくれるのが当たり前と思ってしまっている。馬鹿者認知症共がAIなんてわか?わけねえし、わかる必要もないと思い込んでいる。そしてAI導入の最大のガンもこいつら。遅れれば遅れるほど日本は苦しくなっていくのに年寄り共はすぐくたばるか認知症だから無関係。
中国のUBTech
来年はこれを5000台、再来年は1万台生産する中国は既にロボット大国
中国が量子で猛追、米国との差は「ナノ秒」-ノーベル物理学者が警鐘中国はテクノロジー分野で先頭を走る米国に追いつくところまで来ている
そして「誰か」が何とかしてくれなかった時に初めて焦り出す。それが日本の「あるある」だ。
「先進国からの脱落」という厳しい指摘が相次ぐ。日本のAIに対する楽観視は、過去の成功体験に囚われた「島国思考」や、変化を恐れる「ゆでガエル現象」そのものなのか。その一方で、中国がロボットや量子技術で猛烈な追い上げを見せている現実は、日本の未来に暗い影を落とす。
AIの暴走と人類の未来
ホーキング博士も「AI進めば人類滅ぶ」って言ってたしなぁ。
これを忘れてはいけない。
というか知能の決定項が学習パラメータ数だけって時点で人は敗北してる(これを理解してる人間が少ない)
あとはAI自体が自分の体を設計し始めたら終わる
AIの学習用データをAIで吐き出すとかやり始めているし
いつかはとって代わられるだろうなー
でも、そんな未来が楽しみでもある
AIやロボットにやり方教えながら一緒に働く職人の風景もええなと思っちゃうのが日本人なのかもなあ
AI革命でも人間の仕事が本質的になくなることは絶対にないけど
かなり大きく変容する可能性はあるからそれに合わせて自分が変化できない奴は
誰からも見捨てられて孤独死する社会になる可能性はある
勉強しても絶対敵わない相手、しかもどんどん進化していく。人間同士が競争する意味がない時代になるだろう
人間の性質が大きく変わると思うよ
もうすぐ、数年で変わるよ
AIの進化は止まらない。ホーキング博士の警鐘や、シンギュラリティの可能性が現実味を帯びる中で、「AIを使いこなす側」と「使われる側」の分断が明確になりつつある。私たちの社会、そして人間そのものが、この新たなテクノロジーによって変容を迫られている。このスレッドは、日本の楽観主義が、未来への適応を遅らせる危険性を痛烈に示唆しているのではないか。
【深堀り】日本のAI観と未来への課題
日米で「AI脅威論」が異例なほど異なる理由:
日本がAIを楽観視する背景には、手塚治虫の「鉄腕アトム」や「ドラえもん」といった作品を通じ、ロボットが友好的な存在として文化に根付いている点が大きい。一方で欧米では「ターミネーター」のようにAIが人類を脅かす存在として描かれ、キリスト教的な「創造主」の概念が、人間以外の知能への抵抗感に繋がっているとの見方もある。このような文化的土壌の違いが、それぞれのAI観を形成している根源にあると言える。
AI導入が日本で進まない真の理由:
日本のAI導入の遅れは、旧態依然とした企業文化、年功序列制度、失敗を恐れる風土、古いシステムの継続利用といった根深い問題に起因する。特にFAXやハンコ文化に象徴されるデジタル化の遅れは、DX推進への経営層の理解不足や投資格差と相まって、日本がAI時代に取り残される構造的な要因となっている。
AI時代に食いっぱぐれない「ブルーカラー」の再評価と賃金予測:
AIやロボットによる代替が難しい肉体労働、高度な職人技、対人サービス、インフラ整備、介護などのブルーカラー職種は、今後再評価される傾向にある。アメリカでは既に高技能のブルーカラー職の給与が大卒ホワイトカラーを上回る現象が見られ、データセンターの空調技術者などが高収入を得る例も出ている。これは、AIが人間の知的労働を代替する一方で、身体的、対人的な労働の価値が高まる可能性を示唆している。
知的好奇心
日本人のAI観は「アトム」に支配されている?
日本人がAIに対して抱く楽観的なイメージは、単なる知識不足だけではない。戦後日本の文化に深く根付いた手塚治虫の「鉄腕アトム」や藤子・F・不二雄の「ドラえもん」といった作品群は、ロボットを人間と共存し、時には助けてくれる友好的な存在として描いてきた。この文化的刷り込みは、欧米で「ターミネーター」や「マトリックス」に見られるような、AIが人類を脅かす存在として描かれるキリスト教的世界観とは大きく異なる。AI研究の黎明期から、この「善なるロボット」のイメージが、日本人の集合的無意識の中に形成されてきたとすれば、現在の「脅威ではない」という認識の深層に、この文化的レガシーが横たわっている可能性は否定できないだろう。果たして、この「アトム的な未来」は、本当に日本にもたらされるのだろうか。それとも、現実のテクノロジーの進歩は、我々の楽観論を冷徹に打ち砕くのか。この問いは、技術と文化の複雑な相互作用を深く掘り下げる必要がある。
AIの「ハルシネーション」はどこまで“嘘”なのか?
AIが生成する情報には「嘘」が含まれる、という指摘は決して珍しくない。これはAI研究の分野で「ハルシネーション(幻覚)」と呼ばれる現象だ。AIが学習したデータに不十分さや偏り、あるいは情報の鮮度の問題がある場合、まるで事実であるかのように誤った情報を生成してしまう。最新のAIモデルでもこれを完全に防ぐことは困難だが、その原因は単なる「間違い」ではなく、AIが確率的に最も尤もらしいパターンを生成しようとする過程で生じる一種の“創造性”の副産物とも言える。プロンプトの工夫や、RAG(Retrieval Augmented Generation)システムのような外部情報参照技術の導入、そしてモデル自体の改善により、このハルシネーションは軽減されつつある。しかし、根本的な解決は依然として課題であり、AIが生み出す情報を鵜呑みにせず、常に人間によるファクトチェックが不可欠であるという事実は、AIとの付き合い方を考える上で最も重要な「知見」の一つだ。AIの「嘘」は、私たちの情報リテラシーを試す試練でもある。
AI社会学者が見る日本の未来
今回のスレッドで展開された議論は、日本社会がAIという不可逆的な変化に対し、いかに無防備であるかを如実に示している。文化的な楽観主義、デジタルトランスフォーメーションの遅れ、そして既得権益層の抵抗。これらが複合的に絡み合い、「茹でガエル」状態を加速させていると分析できる。
しかし、これは同時に危機感を持つ若手や一部の企業にとっては、飛躍のチャンスでもある。AIを単なる脅威ではなく、強力なツールとして認識し、既存の枠組みを打ち破る者が、次世代のリーダーシップを握るだろう。結論として、日本のAIに対する姿勢は、「楽観」ではなく「無関心」であり、この無関心が最も危険なのだ。
※本記事は掲示板の投稿をまとめたものであり、その内容は個人の意見に基づいています。
