今回は、慶應義塾大学の女子大生がグライダー墜落事故で亡くなったという、とても悲しいニュースに関するスレッドをまとめていくぞ。
スレタイにある「グラインダー」は誤字で、正しくは「グライダー」のことだが、この事故で報告された死因「全身挫滅」という言葉のインパクトが強すぎる…。
若くして命を落とした学生さんのご冥福を心からお祈りするとともに、スレッド参加者の反応を見ていこうか。
グライダー墜落女性死亡 身元は横浜市の大学生/埼玉県
先月31日、熊谷市で慶応大学のグライダーが墜落し女性が死亡した事故で、警察は死亡したのは神奈川県横浜市に住む21歳の大学生と発表しました。 事故は先月31日正午前、「東京六大学対抗グライダー競技会」の開催中熊谷市の利根川の中州に慶応大学のグライダーが墜落し、操縦していた女性が死亡しました。
警察によりますと死亡したのは神奈川県横浜市に住む21歳の女子大学生と判明しました。 死因は墜落の衝撃による全身挫滅で、遺体は墜落現場の近くで見つかったということです。
遺族は「大切な娘を突然失い、いまだその現実を受け止めきれずにおります。ようやく身元が特定され、再び会える運びとなり安堵しています」とのコメントを出しています。
2: 医学用語解説 (1/1)
「全身挫滅」とは、体全体が強い外力によって押しつぶされ、広範囲にわたって組織や臓器が破壊された状態を指す用語である。 ほぼ即死か、そうでなくとも生存は絶望視される状況とみなされる。
全身挫滅とは? わかりやすく解説
ヒェッ…
全身打撲とは違うんやな…
「全身挫滅」…その言葉が持つ重みと、スレタイの誤字
最初のレスで事故の詳細が伝えられ、やはり目を引くのは「全身挫滅」という死因だ。医学用語解説さん(ID:toszOlzw0)の補足を見ると、その凄惨さが伝わってくる。
そして、スレタイの「グラインダー」という誤字にツッコむ声も。確かに、グライダーとグラインダーでは天と地ほどの差があるなw
これ
登山とかもやけど命の危険ある遊びは絶対やらん
アクテビティ全部できんやろ
「命の危険ある遊び」への賛否と、リアルなデータ
空を飛ぶアクティビティのリスクについて、意見が分かれているな。「命の危険ある遊びは絶対やらん」という慎重派(ID:RI4kFXiN0)に対し、「全部できなくなる」という反論も。
そんな中、データマン(ID:GCJgGFuNC)が具体的な死亡率に関する画像を提示。スカイダイビングやハンググライダーは確かに高そうだな…。こういったリアルな情報があるのは助かる。
しかし、「坐したまま滅せられたか」という表現は、字面が強すぎる。まさに全身挫滅の恐ろしさを物語っている。
慶應生なってこれからって時にな
2007年の第31回大会において、九州工業大学の機体が離陸直後に墜落。
パイロットが負傷して脳脊髄液減少症となり、一時はほとんどベッドから起き上がれない状態となった。
その後の治療やリハビリにより1日8時間程度は動ける状態になったが、日常生活が困難となった。
このパイロットは2013年、読売テレビ、九州工業大学、サークル顧問、リーダーや設計責任者・製作責任者などの幹部学生ら5名を相手取り、合計4305万8800円の支払いを求める訴訟を提起し今も係争中である。
そう思われがちやけどグライダーの死亡率って5%くらいしか無いんやで
死亡率5%って普通に高いやろ
そんなんよく趣味にしようと思うわ
100人中、5人って自分が入る可能性十分ある確率だし
「たかが5%」? そのリスクは無視できない
鳥人間コンテストでの事故例も挙がって、航空系アクティビティのリスクがさらに浮き彫りになってきたな。
情報提供者さん(ID:ru99b6kT0)が「グライダーの死亡率って5%くらいしかない」と言っているが、それに対して「普通に高い」「自分が入る可能性十分ある」とツッコミが入っている。
確かに100人に5人って聞くと、途端に現実味を帯びてくるよな…。スリルを求める気持ちはわかるが、命あっての物種だ。
調べれば調べるほど挫滅って遺族にとってはたまらん死に方だな
同じく青信号で左折してきた大型ダンプに,横断歩道上で踏み潰され,命を奪われました。積荷と合わせて20トン以上の大型ダンプにほぼ全身を踏み潰されてしまいました。死因欄にはただ一言,全身挫滅と書かれてあり,頭部はもとより身体のほとんどの部分を完全に潰された状態での即死でした。
娘は白い布に覆われたまま,私以外の誰ひとりも娘の顔の確認や,顔を合わせてのお別れをすることもなく荼毘に伏され,遺骨となりました。
残されたヤツらの事はしらんが~
親御さんどんな気持ちなんだろ
慶應女子って一人っ子多いから
もし一人っ子やったらたまらんな
手塩に育てた一人娘が若くして事故死とか悲観に暮れるしかなくなるわ
恐怖とか痛みは感じる間もなかったか一瞬だったであろうのだけは幸いか
遺族の悲痛な叫びと、空を舞うグライダーの映像
遺族感情推察さん(ID:dzZMy0u20)が紹介している、別の事故での「全身挫滅」の詳細な記述は、本当に胸が締め付けられる。肉親と対面できないまま荼毘に伏すというのは、想像を絶する悲しみだろう。
そんな中で「好きな事してて死ねたなら幸せなんちゃう?」という達観した意見も。これは賛否両論ありそうだが、残された者としては複雑な心境だよな。
そして、動画提供さん(ID:nRI4wvWj0)が去年の競技会映像を貼ってくれたぞ。これを見ると、いかにグライダーが優雅でありながらも、一歩間違えれば命取りになるか、よくわかる。
これは落ちたら死ぬわ
こんなもんようやるわ
10万円貰ってもやらんぞ
よく分からんけどこれそこらの大学生が操縦出来るシロモノなんか?
なるほど、これは死ぬわ
これでエンジンもパラシュートもなくどうやって着陸すんだよ
空力を全力で考えた紙飛行機みたいにすーっと滑空して着陸する
大学生が操縦する「空の紙飛行機」その実態とは
動画を見たスレッド参加者からは、「これは落ちたら死ぬわ」「ようやるわ」といった素直な感想が多数。技術疑問さん(ID:8hd5TeWK0)のように「大学生が操縦できるのか?」という疑問も当然だよな。
着陸疑問さん(ID:nUZHB4Dj0)の質問には、グライダー解説さん(ID:OQV3YvML0)が「空力を全力で考えた紙飛行機みたいにすーっと滑空して着陸する」と的確に答えている。なるほど、ロマンがある。
しかし、原因探求さん(ID:qDuBiT6R0)が指摘するように、やはり事故原因が気になるところだ。機体不良か、操縦ミスか…。
平民だったらこんな部活やってないだろうに
それはマジでそう。
金持ちが集まる環境じゃないと10000%こんな部活はない。
設備投資も空を飛ぶのが好きという発想も金持ちのもの。
ほぼ垂直に近い形で地面に衝突した可能性がある
空中で何かに衝突して操舵不能かパイロットに何か異常が起きたのかもな
一応飛行機事故だから運輸安全委員会が動くだろうね
ごめんこういうやつだと思ってスレ開いたわ

こういうのや

マジで上級国民専用の活動
学生で部費で100万払える奴どれだけいるんだ
「上級国民の遊び」? グライダー部の実態
ここで話の流れが少し変わって、グライダー部が「上級国民の遊び」という側面がクローズアップされてきたな。
階級論者さん(ID:7eaSVk0w0)や部費解説さん(ID:c9PzdMKM0)のレスを見ると、年間100万円もの部費がかかるというのは驚きだ。確かに、普通の学生には手が出せない金額だよな。冷徹な視線さん(ID:pvFvlSiq0)の「金持ち大学生が遊んでるとき死んだってあんまり可哀想ってならんな」という意見も、こうした背景から来ているのかもしれない。
勘違い画像さん(ID:soWyerJB0)と画像ボケさん(ID:KH/VcmCs0)の「グラインダー」ネタは草生えるwww
強すぎやろなんで乗るんや…
https://video.twimg.com/amplify_video/1960499945225773057/vid/avc1/1080×1920/p8aywo7Wn6eBqUAe.mp4
なんで乗るんや?!その動画がすべての答えやろ
子どもやないんやし本人はリスクも受け入れての挑戦やろうし
関係者たちは風に乗ってそのまま風になったくらい言え
この子がなんG民の可能性もあるやん
陰鬱て怠惰で無気力な弱者男性がのうのうと生き伸びて若く活気に満ち溢れ高学歴なお嬢様が死ぬなんて道理に反するよな
ロマンと現実、そして「道理」の議論
事故の悲惨さから一転、スレッドはグライダーという競技の「ロマン」と、それに伴う「リスク」に関する哲学的な問いへと移っていく。
動画再提供さん(ID:dwNM5lWm0)の貼った映像と「なんで乗るんや…」という問いに対し、ロマン主義者さん(ID:akxHI7QY0)の「その動画がすべての答えやろ」というレスは、まさにパワーワード。挑戦者の心境を代弁しているようだ。
しかし、過激な発言さん(ID:JvUq6iUf0)のレスから、一部で悲劇を巡る不穏な空気も漂ってきたな…。論破返しさん(ID:xJ2UWn3S0)のツッコミも鋭い。そして社会批評さん(ID:wzUQpKUF0)が語る「道理に反する」という言葉には、やるせない気持ちがこもっているように感じる。
【管理人による深掘り解説】
今回の慶應義塾大学グライダー墜落事故は、多くの人々に衝撃を与えた。特に、死因として報じられた「全身挫滅」という言葉は、その凄まじさを物語っている。ここでは、この事故の背景にある医学的な意味と、若者が危険なスポーツに挑戦する心理について、もう少し深く掘り下げてみよう。
「全身挫滅」が示す、圧倒的な外力
まず、スレッド内でも話題になった「全身挫滅」についてだが、これは単なるひどい怪我ではない。法医学の専門用語で、身体全体が極めて強い圧迫力や衝撃を受け、皮膚だけでなく内臓や筋肉といった軟部組織までが広範囲にわたって破壊された状態を指すんだ。
これは、墜落や大規模な交通事故など、想像を絶するようなエネルギーが身体に加わった場合に起こる、最も重篤な損傷の一つだ。遺族の方が故人と対面できないほど、身体の構造が維持できない状態だったという事実は、この言葉の重みをさらに増している。
参考: 日本法医学会 – 『法医学用語集』
グライダースポーツの安全と、それでも残るリスク
グライダーはエンジンを持たず、上昇気流を利用して空を滑空する、非常に美しいスカイスポーツだ。日本グライディング協会のような団体が厳格なライセンス制度や安全基準を設けており、無謀な活動が行われているわけではない。
適切な訓練、規則の遵守、そして何よりも天候判断が重要で、これらを守れば安全に楽しめるようになっている。しかし、空という自然を相手にする以上、予期せぬトラブルが起これば、今回のような重大な事故に直結する可能性はゼロではないんだ。航空局の統計を見ても、事故が全くないわけではないのが現実だ。
参考: NPO法人 日本グライディング協会 – 『安全への取り組み』
なぜ若者は「空」に魅せられるのか?
慶應義塾大学のような学業優秀な若者たちが、なぜこれほどリスクの高い活動に情熱を傾けるのか、不思議に思う人もいるだろう。これには、人間が持つ根源的な心理的動機が深く関わっている。
- センセーション・シーキング(感覚追求): 新しいことや強烈な体験を求める心理的な特性だ。グライダーで空を飛ぶスリルや興奮は、彼らにとって何物にも代えがたい「報酬」となる。
- 「フロー」状態の追求: 心理学者のチクセントミハイが提唱した概念で、活動に完全に没入し、時間感覚を忘れ、最高のパフォーマンスを発揮している状態を指す。グライダーの操縦のように高度な集中力が求められる活動は、この「フロー」状態を体験しやすく、深い満足感と幸福感をもたらすんだ。
- 自己効力感と達成感: 厳しい訓練を乗り越え、大空を自在に飛ぶという非日常的なスキルを習得することは、「自分にはできる」という強い自己効力感と、大きな達成感を与えてくれる。これは、学業や他の活動では得られない、特別な自己肯定感に繋がるんだ。
彼らにとって、空を飛ぶことは単なる趣味ではなく、自己の限界を試し、生きている実感を得るための真剣な挑戦なんだな。
今回の事故は、自然の力の前に人間の身体がいかに脆いかという現実と、それでもなお、若者たちが自己の可能性を追求し、リスクのある世界へ挑戦し続ける探求心を私たちに突きつける。この悲しい事故を忘れず、安全対策のさらなる徹底を願うとともに、空に夢を馳せた一人の若者の情熱に静かに思いを馳せたい。最後まで読んでくれてサンガツ!


