スレを読む前の基礎知識:AIと確証バイアス
今回我々が注目するのは、「特定の歴史観を持つユーザーがAIチャットボット『Grok』に自身の主張を認めさせようと試み、AIが中立的な事実を提示した結果、激しい議論に発展した」という、現代の情報社会における示唆に富んだ一幕だ。この現象は、人々が情報を得るためではなく、自らの信念を補強する目的でAIを利用する「確証バイアス」の顕著な例と言えるだろう。
AIが普及する現代において、私たちはどのように情報と向き合い、自らのバイアスを乗り越えていくべきか。そして、AIの設計思想がユーザー体験に与える影響とは?このスレは、そんな問いを私たちに投げかける。icr.co.jpなどの複数の情報源が、この問題の根深さを指摘しているぞ。
第一幕:AIに喧嘩を売る者たち
さあ、今回我々が覗き見るのは、一人の男がAI相手に繰り広げる、壮絶…いや、壮絶にシュールなレスバトルだ。スレ主の投下した画像を見る限り、どうやらAIは彼の期待に応えてくれなかったようだ。そして、早々に「お人形遊び」と看破する賢者まで現れる始末。この戦い、果たしてどこへ向かうのか。
第二幕:AI相手に「お人形遊び」?
自分の都合のいい回答だしたいからgrok使って期待してたのと違う意見が出て真っ赤にしてるやつ
なんなんだろうなあれ
自分に都合のいいときだけ「ほらAIもそう言ってる!」って見せたいの
オールドメディアがーーもいっしょだしな
都合がいい時は急にほらオールドメディアも言ってる!!!
ってなるしな
ただ恥ずかしい奴らってだけよな
マスク傘下のわりにわりと中立的よなGrok
関わっとるスタッフの良心なんやろか
意見は忖度するが事実は曲げないイメージがあるね
チャッピーは反論したらそっち方向に流れてくれるのに、
「一体何と戦っているんだ?」という至極まっとうな疑問が投げかけられる中、AIに都合の良い答えを求める人々の本質が次々と暴かれていく。どうやらこの現象、「ネトウヨ」に限った話ではないらしい。Grokの意外な中立性や、AIの応答スタイルの違いに言及するレスも現れ、議論は深まるばかりだ。
第三幕:矛盾と、見えない敵との戦い
白黒はっきりする
はっきりしても受け入れないよ、ネトウヨに限らずこの手の連中は
受け入れられるほどの知能があるならそもそもこんな偏ったアホみたいな意見を持たない
なんでネトウヨってTIKTOKとかLINE使うんやろ
しかも海外製のスマホ
その辺マジでわからん
大嫌いな中国人が作ってるスマホを大事使うのとか矛盾してる
相手AIやぞ?
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/24/011000016/?ST=m_news
最後までレスしたやつの勝ちみたいな思考持ってそう
AIに呆れという感情が芽生えてそう
5ちゃんねるかな?
AI相手に顔真っ赤にしてそう
効いてて草
やめたれw
AI相手に「なぜ怒るのか?」という根源的な問いが投げかけられる一方、ネトウヨの「大嫌いな中国製アプリやスマホを使う矛盾」が鋭く指摘される。これは、信念と行動の乖離を示す典型例と言えるだろう。また、「最後までレスしたやつの勝ち」という、まるで掲示板文化のような思考がAI相手にも適用されるという洞察は、まさに本質を突いている。さらに、「増える大人のADHD、ネットのやりすぎによる「後天性」の恐れ」というナショナル ジオグラフィック日本版サイトの記事が投下され、この問題の根深さを物語る。
第四幕:AIの「忖度」を巡る深淵
使い方で変わるんか?
ユーザの書き方に影響されて表現変わってくる
事実を捻じ曲げることはないけど
これめっちゃ分かるわ
なんで文脈からワイが気持ちよくなる回答できるのか分からなくて怖い
AIにそう聞いてみればええのに
聞いたよ
あなたの普段の質問傾向から教科書的な答えでなく現場的な解決策を提示してますってさ
AIとのレスバの反論に別のAIの出力使うのはクソダサいな
お前いらないじゃん
それもう本人いらんやん
AIの「忖度」に関する議論は、AIのパーソナリティがユーザーの書き方に影響されるという興味深い事実を明らかにする。そして、極めつけは「AIとのレスバの反論に別のAIの出力を使う」という、もはや本末転倒な行動。これには「お前いらないじゃん」とツッコミを入れるしかないだろう。AIが普及する社会で、人間の存在意義まで問われるとは…なんとも皮肉な結末である。
知的好奇心
今回のスレッドは、AIと人間のインタラクションにおける「確証バイアス」という、非常に興味深い心理現象を浮き彫りにしました。人々は、自身の信念を補強するため、都合の良い情報ばかりを求めがちです。AIが客観的な事実を提示しても、それが自身の見解と異なると、AIを「偏っている」と攻撃する。これは、SNSのエコーチェンバー現象がAIとの対話にも波及している証拠とも言えるでしょう。
特に、AIの応答スタイルが議論の的になったことは重要です。GrokやChatGPTのように、ユーザーの質問傾向に「忖度」した回答をするAIと、事実を淡々と提示するAIが存在します。この違いは、AIの設計思想や学習データに起因し、ユーザーがAIをどのように認識し、信頼するかに大きな影響を与えます。AIが社会に深く浸透する中で、その「人格」とも言える応答スタイルが、人間の認知や感情、さらには社会的な対立を増幅させる可能性も指摘されています。
この問題は、AI時代におけるメディアリテラシーの重要性を再認識させます。私たちは、AIが提示する情報を鵜呑みにするのではなく、その背後にある意図やバイアスを常に意識し、多角的な視点から情報を評価する能力が求められているのです。AIは便利なツールですが、最終的な判断を下すのは常に人間であるということを忘れてはなりません。
このテーマについてさらに深く掘り下げたい方は、過去記事の【緊急】AIプロンプト、倫理の壁にぶち当たる?ディープフェイクからクリエイターの責任まで考えるや、【AIある時代】必死に勉強する奴はバカ?激論の果てに見える人間の価値も参考になるぞ。
※本記事は掲示板の投稿をまとめたものであり、その内容は個人の意見に基づいています。






