なあ、みんな。もしある日突然、SNSも動画サイトもゲームも全部繋がらなくなったらどうする? 今回は、そんな悪夢が現実に起こりかけたスレッドを覗いてみよう。インターネットの「縁の下の力持ち」がコケると、世界はどうなるのか?
【前提知識】インターネットの縁の下の力持ち、Cloudflareって?
Cloudflare(クラウドフレア)は、Webサイトの表示速度向上やセキュリティ対策を一手に担う、まさにインターネットの「縁の下の力持ち」のような企業だ。世界中に分散配置したサーバー(CDN)を利用してユーザーの近くからデータを提供し、DDoS攻撃のようなサイバー攻撃からサイトを守る盾の役割も果たしているんだ。多くのウェブサイトやサービスがその恩恵を受ける一方で、その影響力の大きさから、Cloudflareに障害が発生すると、あたかもインターネット全体が壊れたかのように、多種多様なサービスが連鎖的に利用不能に陥るという深刻な脆弱性を内包している。このスレッドは、まさにそのような大規模障害が発生した直後のユーザーの反応を記録したものであり、現代社会がいかに特定のITインフラに依存しているか、そのリスクを浮き彫りにしているんだ。
2025年11月18日に発生したCloudflareの大規模障害は、多くのインターネットユーザーに衝撃を与えた。スレッドでは、X(旧Twitter)や各種オンラインサービスが利用不能になったことへの驚きや混乱が広がっており、多くのユーザーが「Cloudflare」という企業の存在と、その計り知れない影響力を初めて認識した様子がうかがえる。この障害の原因は、当初スレッド内で憶測されたようなサイバー攻撃ではなく、ボット対策システムの設定ファイルが意図せず肥大化したことによる内部的な技術的問題だったらしい。この一件は、単なる技術的なトラブルに留まらない。罵詈雑言や不正確な情報(太陽フレアとの混同など)の裏には、「我々が日常的に利用するインターネットが、実は一握りの巨大テック企業にその生殺与奪を握られている」という本質的な不安が透けて見える。特に、「軍事基地を攻撃するよりインフラ企業を狙う方が効果的」といった書き込みは、現代における戦争やテロの様相が物理的なものからサイバー空間へと移行している現実への鋭い洞察と言えるだろう。便利さのために進んだインフラの「集中化」が、いかに巨大な「単一障害点(Single Point of Failure)」という弱点を産み出してしまったのか。この障害は、社会全体がデジタルインフラの脆弱性という問題に、より真剣に向き合うべきだという警鐘を鳴らしたのだ。
事の発端:インターネット壊滅の危機!?
凄すぎる…
クラウドファイア
インフラとしての信用ガタ落ちなんじゃないかな
スレ主の衝撃的な一言から始まったこのスレ。いきなり「クラウドファイア」と聞き間違える猛者も現れ、インターネットの脆弱性に疑問を投げかける声が上がる。まさかこんなにも多くのサービスが、たった一つの企業に依存しているとは、想像だにしなかっただろう。
復旧と、そして広がる混乱と疑問
AIが最適な防御方法教えてくれるからセーフ
これマジでありそう
ブログとかWordpress以外のエロサイトはだいたいcloudflare上にある気がする。
一時は落ち着きを見せたかと思いきや、今度はAIの脅威や電力消費に関する憶測が飛び交い始める。そして、Cloudflareの正体を知らないユーザーからの素朴な疑問に、まさかの「エロサイト」というパワーワードが飛び出す始末。いや、間違っちゃいないが、もうちょっとこう…ね?
広がる影響と深まる不安
クラウドフレア
太陽から届く熱風みたいなもの
それが通信機器に影響を及ぼす
びびったよ
Cloudflareの障害が、いかに多くのサービスに影響を与えるかが浮き彫りになる。しかし、その正体は未だ多くの謎に包まれているようで、「太陽からの熱風」だの「でかいウンコ」だのと、珍妙な回答が飛び交うのはもはや様式美。インターネットが壊れるという事実に、純粋な驚きを見せる者も。
インフラ依存の危険性とAIの影
AI が馬鹿を乗っ取って動かしているように見える
なるほど
AIの反逆はネットワークからなんやな
もう人類は終わりや
攻撃くらいまくってるんか?
グーグルのピチャイCEOのこういう記事がhttps://jp.reuters.com/markets/global-markets/6CQ3TZF5GBP4LBZPXMJULWVZJQ-2025-11-18/
AIブーム、崩壊ならどの企業にも影響=米アルファベットCEO
ロイター編集
2025年11月18日午後 6:34 GMT+9[ロンドン 18日 ロイター] – グーグル親会社の米アルファベット(GOOGL.O)のスンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は、
AI(人工知能)ブームが崩壊すれば無傷でいられる企業はないだろうと述べた。
英BBCとのインタビューが18日に公開された。
現在のAI投資の波は「驚異的な瞬間」としつつ、市場には「不合理な要素」があることを認め、
「ドットコムバブル」期の「根拠なき熱狂」に対する警告を繰り返した。
バブル崩壊の可能性にグーグルがどう対処するかについて質問されると、
嵐を乗り切ることができると思うと答える一方、
「われわれを含め影響を受けない企業はないと思う」と付け加えた。
https://www.bbc.com/news/articles/cwy7vrd8k4eo
Google boss says trillion-dollar AI investment boom has ‘elements of irrationality’
クラウドフレアとかインフラ企業落とされたらそれだけで壊滅する
Cloudflare、AWS、GKEが同時に落ちたらほとんどネット繋がらなくなるだろうね。
そこ定期的に落ちてない?
CloudflareやAWSのような巨大インフラへの依存が、いかに大きなリスクをはらんでいるか。そして、AIが引き起こす障害や、そのブームの裏に潜むバブル崩壊の可能性まで、議論は深まるばかりだ。軍事戦略にまで言及するレスには、現代社会の闇が垣間見える。まさに「単一障害点」の恐怖。
知的好奇心
今回のCloudflare障害は、まさに現代社会が抱えるデジタルインフラの「単一障害点(Single Point of Failure)」という脆弱性を浮き彫りにした出来事だった。多くの人々が意識することなく利用しているインターネットの裏側で、いかに少数の巨大企業がその安定性を支えているか、そしてその集中がどれほどのリスクを伴うか、改めて考えさせられる。まるで、巨大な都市のライフラインがたった一つの発電所に依存しているようなものだ。その発電所が止まれば、都市全体が機能不全に陥る。
Cloudflareの障害は、今回が初めてではない。過去にも、設定ミスやソフトウェアのバグが原因で大規模なサービス停止を引き起こしている。これは、技術の進歩と引き換えに、システムが複雑化し、わずかなミスが甚大な影響を及ぼすようになった現代の宿命とも言えるだろう。まるで、精巧な機械ほど、たった一つの歯車の狂いが全体を破壊するリスクを抱えるように。
スレッド内では、AIによる攻撃やAIブームの崩壊といった憶測も飛び交っていたが、これは単なるSF的な妄想では片付けられない現実的な懸念だ。AIが進化すれば、サイバー攻撃の精度も格段に向上する可能性がある。また、AI関連企業への過剰な投資が「ドットコムバブル」の再来を招き、経済全体に大きな影響を与える可能性も指摘されている。Googleのスンダー・ピチャイCEOが語ったように、AIブームが崩壊すれば、無傷でいられる企業はどこにもないだろう。
このようなリスクに対して、我々はどうすればいいのか? レスの中にもあったように、「分散」の重要性は増すばかりだ。単一のプロバイダに依存するのではなく、複数のサービスを組み合わせる、あるいはオープンソースの技術を活用するなど、リスクを分散させるための戦略が求められる。これは、企業だけでなく、個人レベルでも意識すべきことだろう。
関連リンク
- colorfulbox.jp
- value-domain.com
- accelia.net
- blogrou.com
- ascii.jp
- mk.co.kr
- gigazine.net
- rocket-boys.co.jp
- itmedia.co.jp
- impress.co.jp
- itmedia.co.jp
- cloudflare.com

