さて、今回我々が覗き見るのは、一人のベトナム人によるイノシシの幼獣、通称「ウリ坊」捕獲動画をきっかけに巻き起こった、日本の食文化と野生動物管理に関する深淵な議論だ。
この動画は、単なる珍しい光景に留まらず、野生鳥獣の捕獲における法的な側面、ジビエ肉の扱いに関する実践的な知見、さらには深刻化する日本の鳥獣被害問題、そして国際化の影に潜む偏見といった、現代日本が直面する多岐にわたる社会問題を浮き彫りにしている。まさに、小さな動画が大きな波紋を呼ぶ、というやつだな。
特に、野生鳥獣の肉にはE型肝炎ウイルスや寄生虫などのリスクが潜んでおり、中心温度75℃で1分以上の十分な加熱処理が不可欠である点は、食の安全を考える上で非常に重要だ。
野生の恵みか、それとも…?捕獲動画が問いかけるもの
豚でも生食出来ない程度には寄生虫やばいのですがソレは市販の豚ってかなり若い時期に屠殺されて肉にされるけど
イノシシは育ち過ぎてると肉の味にクセがあるらしいな
動画が引き金
イッチが投下したウリ坊捕獲動画。これを見たスレ民は、即座に「豚と同じ」「寄生虫ヤバそう」と反応。特にジビエのプロのレスは、野生肉のリアルな側面を突きつける。しかし、ウリ坊の可愛さに心を奪われる者もいる。このコントラストが、このスレの面白さの序章だ。
臭み、寄生虫、そして法律の壁
メスはマシだけど 他の肉に比べると臭い。徹底的に血抜きして塩水で肉を何回か洗うとマシになる。
オスの成獣はマジで臭いって聞くな
ただジビエが硬くて不味いのは屠殺したその場で血抜きができないから
生け捕りにしてきちんとした設備で解体すればちゃんと美味しいお肉にできる
12月中旬から1月半ばまではオスの盛りなんで
この時期に獲ったオスは内臓だけ貰ってあとは埋める
各都道府県ごとに猟期は違うけど別に違法じゃないです
素手で捕まえればいいだけよな
鳥獣保護法に触れたりはするかもな
報道されないが秋田では熊が出てくる前兆としてイノシシが出てくる
というか熊によってイノシシが市街地に追いやられてると言うか
逆だぞ
ツキノワはイノシシ徹底して避ける
近年イノシシの生息数がめっちゃ増えてどんぐり食いまくってクマの分が無くなった結果が今の街中にクマやぞ
ジビエの深淵と法解釈
肉の臭み、寄生虫のリスク、そして狩猟の合法性。スレは一気に実践的な議論へと突入する。特に「素手ならOK」というレスには、思わず二度見してしまった。しかし、狩猟法解説ニキの登場で、このあたりの誤解が解けていく。どうやら、法定猟具を使わなければ、猟期中は狩猟鳥獣を獲っても良いらしい。 まさに法の抜け穴、いや、古来からの知恵といったところか。
害獣問題と国際協力、そして見え隠れする差別
人によっては臭く感じるかもだな

ぶっさ
全部国の金で駆除やれよ
日本の謎習慣
野生動物を捕って食べたらダメです
海外でもちゃんと駄目だし、
まず駄目じゃないから
あとはヘリで追いかけてライフルで撃ちまくるやつ
面構えが違う
アナグマが狩れたって時はみんな大喜びで家族兄弟わりと集まる
まあみんな実家とそんな離れてないからできる芸当たけどそれくらいアナグマは美味しい
イノシシの8倍くらいは美味しい
昔話の狸汁は本当はアナグマ汁らしいな
そうなんや知らんかったわ
確かに狸はクソまずいはずなのに昔話の狸汁は美味しいことになっとるな
いくら貧しい昔でもさすがに狸は美味ではないよあれはほんま猛烈に獣臭いしドブみたいな臭さもあるし味見して後悔するレベルのヤバさ
熊狩りやってるグエンいるらしいぞ安田峰俊なるルポライターが書いた本に出てくる
これこそ究極のエコだ
高速道路で鹿の目撃例がかなり増えてる
「グエン」問題と日本の闇
「ベトナム人、出番だぞ」という声が高まる一方で、「ベトコンホンマキショいな」といった差別的な発言も飛び交う。これは、日本の人手不足を外国人に頼る一方で、文化的な摩擦や偏見が根強く存在するという、現代日本の歪みを如実に示している。 アナグマの美味しさで場が和むかと思いきや、再び重いテーマが顔を出す。深いな、このスレ。
狩猟文化の現状と未来
前者は基本あいつらぬた打ち(ドロ浴び)しながらウンコして体に塗りたくってるからだし
後者は内臓早く抜いて冷やしが足りんからよ。腹抜いて雪詰めるか川か池に一日沈めんと
食べたら美味いけど
彼らは小遣い稼ぎになるしこっちはイノシシ被害は減るやろうしwinwinやな
鹿は箱罠に入らないから数減らすのが難しい
キョンって食えるんか?千葉でけっこう問題になっとるらしいやん
鹿もいける罠となるとトラバサミみたいなのしかないんか?あれは違法みたいやが
言って猟銃の出番てそうそう無いっすよ
肉臭いのに鈍感なだけかもしれんが
駄目です
法定猟具(罠)を使う場合が狩猟免許が要ります
逆に言えば法定猟具じゃなければ、禁止猟法じゃなけりゃ猟期中は狩猟鳥獣は獲っても良いです
投石なり槍投げなり手掴みなり
前に電気罠で子供が死んだのは罠やなくて柵やからセーフやったんか?
そんな事故があったとは知らなんだが
まず狩猟免許てのは、獲っていい動物とどんな方法で取るかを学んだ証の免許であって
それに反した場合は刑事罰と行政罰が待ってるてだけの話じゃねえかなあ
電気柵で死んだのなら傷害致死?になるだけの話ではなかろうか
やっぱグエンは生き物として強いわ
無駄に高いし同じ値段出して牛や豚食った方が絶対に美味い
「狩猟」という名の文化、そのリアル
狩猟のリアルがここに。血抜き、解体の難しさ、そして「軽トラで轢いたイノシシ食うだろ」という衝撃の発言まで飛び出す。猟師の高齢化や後継者不足、そして野生動物の増加は、日本が抱える大きな課題だ。 ベトナム人技能実習生に狩猟免許を取らせるというWin-Winな話も出てくるが、その裏には「生き物として強い」といった、どこか割り切れない認識も垣間見える。狩猟は、単なる肉を得る行為ではなく、文化であり、生態系との共存の形なのだ。
知的好奇心
日本のジビエ文化の変遷: かつて、日本でも狩猟は一般的な食料確保の手段だった。しかし、食肉流通の近代化や狩猟人口の減少により、ジビエは特別なものとなっていった。近年、鳥獣被害対策の一環としてジビエの有効活用が推進されているが、まだまだ課題は多い。
野生鳥獣肉の衛生リスク: 野生のイノシシやシカの肉には、E型肝炎ウイルス、寄生虫(旋毛虫など)、O157などの細菌が付着している可能性がある。そのため、厚生労働省はジビエの処理や調理に関して厳格なガイドラインを設けており、中心温度75℃で1分以上加熱することが必須とされている。生食は絶対に避けるべきだ。
狩猟者不足と外国人材: 日本の狩猟者の平均年齢は高く、後継者不足が深刻だ。このため、鳥獣被害対策としての捕獲が進まない一因となっている。一部地域では、ベトナム人技能実習生に狩猟免許取得を促し、害獣駆除に貢献してもらう試みも始まっている。これは、労働力不足と鳥獣被害対策を同時に解決する可能性を秘めているが、文化や習慣の違い、さらには偏見の解消といった課題も伴う。
