中国当局は、予想をわずかに上回ったことから楽観的な見方をしているが、海外メディアの多くは、中国経済減速の長期化は避けられないと見ているようだ。
その中で、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙(WSJ)は、中国の後退とTPP施行により、今後ベトナムの経済発展が急加速すると予想する。
衣料品などで「メイド・イン・ベトナム」が「メイド・イン・チャイナ」に取って代わる日も近いかもしれない。
◆公式発表を「完全には信じていない」と海外識者
6.9%増という数字は、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想6.8%をわずかに上回ったが、第1・第2四半期の7%を下回った。
また、2009年第1四半期以来の低い伸び率にとどまった。製造業と輸出、不動産業の不振が主なマイナス要因で、サービス業の成長加速や国内消費の拡大がそれらを補った形だ。
ニューヨーク・タイムズ紙(NYT)は、「継続する都市化と、中産階級の増加により、内需は拡大している。
ボックス・オフィス(=映画・コンサートなどのチケット販売)とオンラインショッピングの売上が、この数ヶ月で2桁の伸び率となっているのがその証拠だ」としている。
中国政府は、今年の年間成長目標を7%前後に定めている。ブルームバーグは、
「サービス部門が同国経済を下支えしており、金融・財政両面の刺激策が李克強首相の掲げる2015年の成長目標を達成可能にしていることが示された」と、楽観的だ。
英フィナンシャル・タイムズ紙(FT)も、「今回発表された数字は、成長目標を概ね達成するコースに乗っていることを示す」としている。
中国国家統計局は先月、今期の成長率が6.5%以上であれば、目標の範囲内であるという見解を示していた。
同局は、それを上回る6.9%という数字を受け、「国の経済全体のパフォーマンスは、安定しており、明るい方向に向かっている」などとするコメントを出した。
しかし、海外識者の間では、中国当局の公式発表は、数字を「盛っている」という疑念が強い。
FTは、7月の株価急落に対する当局の対応失敗や8月の予想外の人民元大幅切り下げなどにより、「中国の成長鈍化に関する不確定要素は、この数ヶ月間の世界の株式市場を揺るがした。
投資家たちは、中国の経済データと政策決定プロセスの透明性に疑念を抱いている」と記す。
英調査会社・キャピタル・エコノミクスの中国担当エコノミストも、「我々は(中国が発表する)データを完全に信じてはいない。
その数値よりも、実際には経済がかなり弱まっているという証拠が数多くある」と、NYTに述べている。
>> 1
◆不動産投資の低調が最大要因か
ロイターは、今回の発表に対する識者コメントをまとめている。上海の証券会社のエコノミストは、中国経済を支える製造業が、「最も懸念される」と言う。
ただし、今は輸出に頼った改革開放路線から内需重視への転換期であり、その影響を勘案すれば「中国経済は下押し圧力にさらされているものの、比較的安定している」という見方だ。
一方、シンガポール・コメルツ銀行のエコノミストは、特に不動産業の回復が遅れていることなどから、今年の成長目標7%は達成できないと見ている。
「不動産投資の伸びの鈍化が低調なGDPの大きな要因」(中国招商証券エコノミスト)など、識者の間では、不動産部門の低調を懸念する声が最も多い。
FTも、新築物件が供給過多で売れない状況が続いているとしている。
今期の不動産投資は2009年以来最低の2.6%増にとどまっており、「不動産開発業者は、売れ残ったマンションを売り切るまで新たな住宅建設を中断している」という。
国際総合金融機関・INGのアジア調査責任者、ティム・コンドン氏も「住宅市場は依然弱いというのが個人的な見解だ。減速が続くだろう」と予想する(ロイター)。
多くの識者は、成長の減速は少なくとも来年にかけて続くと見ているようだ。今後、金融・財政の追加刺激策が取られるという見方も強い。
次の第4四半期に追加利下げが行われるという予測もある。また、今月末の共産党中央委員会全体会議で、年間成長目標が引き下げられる可能性も指摘されている。
◆TPPの恩恵を受けるベトナムが中国のライバルに
今、中国に取って代わる勢いで「世界の工場」として急成長しているのが、ベトナムだ。
WSJは、特に衣料品などで「メイド・イン・ベトナム」が、今後「メイド・イン・チャイナ」を凌駕するのではないかと見ている。
中国の輸出が賃金上昇と労働力不足によって陰りを見せる中、ベトナムは「若い労働力と中国の概ね半分の賃金により、アドバンテージを得ている」とWSJは記す。
同紙のレポートによれば、ベトナムで最大の人口を抱えるホーチミン市の郊外は今、パイナップルやマンゴーの畑が広がる農村地帯から工業地帯に様変わりしつつあるという。
現在、この地には12の工業団地があり、その約40%が衣料・繊維工場だ。ナイキなどの海外大手企業の大規模工場も目立つ。
その一つ、衣料品などにラベルやタグをつける業務を請け負う米大手エイブリィ・デニソン社は、約28万平方メートルの巨大工場を建設し、日本のユニクロの衣料のタグ付けなどを行っている。
各社が近年特に、ベトナム進出に熱心なのは、TPP施行後を見据えてのことだ。
米シンクタンク、ピーターソン国際経済研究所は、TPPで最大の恩恵を得るのは、関税撤廃により、アメリカ、日本などの巨大市場に積極的にアクセスできるようになるベトナムだと見ている。
同研究所は、ベトナムの主要輸出品である衣料品の利益は2025年までに46%増の1650億ドルになると見ている。ベトナム政府も、TPPにより、今後10年間でGDPが20%程度伸びると試算。
WSJは、ベトナムが今後、世界最速の経済成長を果たす可能性は十分にあるとしている。
GDP600兆が~
中国の代わりが見つからなければ中国様になんとか耐えてもらわなきゃ困るけど、
水面下では様々な国がとっくにベトナムやらタイやらインドやらにシフトしてるよ。
これからどんどん海外の工場が立って中国の黄金期のようになる。
そうしたらもう中国なんて誰も見向きしないよ。
中国が消えても困らない
代わりはいくらでもいる。そんな感じ。
中国からの工場移転は15年も前から始まってたし、近年の日本企業襲撃があって店舗数も伸びてはいない
だから中国からわざわざ買い物に来るんだよ
ただなぁ、ベトナムって未だに国家とか国民のレベルが低いんだよなぁ。
過去にああいった事があって、ここまでこれたのは大したものではある
が、それでも全然まだまだ進歩してると言えるレベルに達していない。
まだ、タイのほうが進歩してる。それと、民度も外国人による不動産の
取得などの制限など、未だに東南アジアしちゃってるから、加速っていう
ほど加速しないと思うよ。
コストが安いってだけでトラブルもかなりあるからねこの国。
無理だろう
あの国で商売するときはそれが一番のネックになる
>> 15
中国の独裁とベトナムの独裁を一緒にするなよ
ベトナムはアジアのキューバだよ、現に国民の幸福感指数(英国会社調べ)では5位だぞ
ちなみに日本はこの調査で75位だった
ベトナムは中国と同じで政治は共産主義だけど、経済はほとんど資本主義になってるよ
街の様子も活気にあふれている
中国と違うのは国民がおそろしくまじめで勤勉だという事
国民の対日感情が良い分、
反日中国より遙かにましだろ。
じゃあベトナム人の給料が上がって新しい移転先は…ってなると
もう東南アジアにはフロンティアは残されてないでしょうね
カンボジアやミャンマーやラオスにもポスト中国として企業進出は加速しているから
ベトナムが高騰した後ではASEAN諸国で安いところはないと思う
そうなると世界経済は完全なグローバル化になって個人の資質や能力で賃金が決まるようになる
今みたいに国家が最低給与を決めてどうこうする世界じゃなくなるな、仕事欲しさに最低給与以下で働きますなんて人間が出てくるよ
まだまだ不安な部分もあるが期待はしている
支那みたいにならないように環境保全には気をつかって
いつかベトナム人がクルーズ船にのって日本で爆買いしてくれることを望むよ
もっと前はチャイナ、コレアだったが
なんとかするだろ。
>> 77
加入していないというか、未来永劫加入できない
理由は簡単で、オーストラリアが反対するから
だから、中華経済圏でしか生きていけないと、インドネシアも覚悟を決めた
それがあのデータ譲渡事件って事でしょう
>> 180
横だけど
何で豪州が反対するの?
ものすごく仲が悪い、というか敵
>> 188
しつこくてごめん
何で?
両国は隣国と言っていい距離なんだよ
その中間にある東ティムール問題とかで、揉めまくってる
インドネシア群島内にあるポルトガルの旧植民地、東ティモールの帰属をめぐる問題。
インドネシア群島東部に位置するティモール島およびその周辺地域は、1512年にポルトガル商人が上陸して以来、オランダ、ポルトガルの植民地争奪の舞台となった。
両国がティモール島を東西に分割する協定を最終的に確立したのが1904年。こうしてティモール島西半分は、インドネシア群島全域を植民地支配したオランダの植民地に編入されたが、東半分だけはポルトガル植民地として残された。第二次世界大戦中の日本占領期を経て、日本の敗戦後、インドネシアの独立と共にオランダ領西ティモールは自動的にインドネシア領となったが、東半分はオーストラリアの一時的管理を経て、植民地としてポルトガルに返還された。
国家プロジェクトとして支援したら反日感情が少ないだけでも韓国くらいならすぐ抜かせるだろ
それに平均年齢めちゃくちゃ若いんだよなベトナムって
ベトナムについて知っていること
ベトナム戦争でアメリカに勝った
中越戦争(1979年2月17日~3月16日)で支那に勝った
枯れ葉剤、ベトちゃんドクちゃん
AIIBに参加している
2ちゃんねるで有名なトンキンはベトナムにある
韓国や北朝鮮と同様に漢字やチェノムを失った民族である
日本の教科書問題(侵略の表記)に関しては中韓とともに日本に抗議している
韓国人男性と結婚する女性の比率が31.5%で支那に次いで2位である
2012年にベトナム女性連盟が韓国人男性との結婚を禁止する方針を打ち出した
世界で唯一の「トロイカ体制」である
根室の「サンマ」がベトナムで人気である
1965年の1/8に韓国のベトナム派兵が決定し、6/24に日韓基本条約が調印されている
ホーチミン!
ティック・クアン・ドックの焼身自殺とマダム・ヌーの暴言
ライダイハン!
「未来志向」はアメリカがベトナムに対して謝罪要求をかわす方便として使ったのが最初
「アオザイ」はエロい
ベトナムのパンはおいしいらしい
とりあえず、日本の事はさておいとくとして。
中国が発展できた最大の理由って
「経済的に発展させて余裕を持たせれば彼らもソヴィエトのように民主化され変わるだろう」
という戦略というか潮流によって作られたモンだから。
が、連中の一番失敗したのが、この潮流を理解せず、己達だけでやれたと勘違いし
さらに間抜けな事に勘違いから旧世紀的な覇権思考まで持ちさらに実行した事
あんま日本とは関係無いトコロというか、自滅するべくしてシナは潰れるだけ。残念だが。
ODAも工場も卒業したのですよ
ご卒業おめでとう
ただ、今の中国そのままにしとくわけにいかないってのも事実だし、対抗馬育てるしかないのかも。
悩ましいところだね。
TPPの枠組みがあれば支那みたいにはなり得ないとおもう
とつぜんの輸入規制措置とか
ソースコードの開示要求とか
知的財産権や国際条約を無視したりとか
やった途端に国ごと追い出される
昭和の日本的な会社文化になじみやすい人たちだと聞いている。
運動会やら社員旅行やら会社のロゴ入り制服やら、会社全体でファミリー化するのが大好きらしい。
昭和にノスタルジー持ってる中小のオヤジ社長の工場探しには最適なんだろうが、
そうなると発展が早かろうというのも予想がつく。
既に気の早い経済人の目は「ベトナムの次」になってるかもしれんね。
といっても、他の民族からみればおしなべて「真面目で小器用」なアジア人は、
発展スピードが早くて賃金上昇スピードも早いとわかっている。
さて、どうなることやら………
今まではリスクも高かったけど高成長率というリターンがほぼ確実に見えてたからね
さ盛って6%台の成長率じゃすがに新規参入するリスクに見合ってない
中国人は何故か、中国が他国を養ってるつもりでいる
外資が引いた時、中国が終わるのに
ベトナムは親日でもないけど、
中韓のような反日洗脳はしてないから良い
ちなみにベトナムは日本よりも嫌韓w
親日だけど共産党ってのが正しいかも
合材で固めたりしてなくて素材が素朴でいい
繊維業なんか、中国企業がタイとかに逃げ出してる有様だからね
人件費が上がって採算が合わないらしい
中国はこれから技術で勝負しないと衰退するという厳しい局面に晒されるね
それでもなんとかやってくだろうけど。
韓国みたいなソコソコの技術でソコソコの価格でみたいなポジションで
>> 165 テレ東の番組で見たな
会社立ち上げて会社軌道に乗せた時の
創業当時の従業員を切らないと生き残れなかったって
中国人経営者が昔思い出して悲しい顔してたな
まぁ結局、人件費だわな
人件費高騰中の中国に、全く魅力ないもん
まだ半分ぐらいじゃなかったかな
但し、ベトナムも高度経済成長状態で2ケタ成長当たり前状態
人件費だけで言うと長い目でみたら10年程(かからないか?)で
現在のシナの水準とか抜かすと思ふ
会社に対する忠誠心を持ってる分、社畜性能はシナよりずっと高いらしい……
10年かからないかもしれない。
低賃金の奴隷を探している大企業には、いいんだか悪いんだかでびみょーな国なのよね。
>> 203
社畜性能というか、『真面目』なんだって。
それもシナと比べるというLvじゃなく、日本人と比べても『真面目』って人間が多いと
まぁ全部が全部そうじゃないんだろうが。
融通効かないとかのマイナス面もあるんだろうが、「1-10やりなさい」というと、
至極真面目に1,2,3・・・・ってやってくのがベトナム人に見られる傾向だそうだ
ASEANに移っていくのは、別に自然の摂理並みの現象
韓国や中国でさえ、ASEANに工場移転している。
中国国内では、競争力で負け始めたからASEANに肩入れし始めた。
中国は労働力と工業用水の不足から、内陸部や北部では工場の競争力が弱ってきている。
チャイナ側に付いたインドネシアだけ爆死だけど
TPPがなくても東南アジアへのシフトは既定路線だったろうけど、TPPが発動すれば一気に加速するんじゃないの
フィリピンは日米が入れたがってたとこだし、元々フィリピンも乗り気だったから、第2弾での加盟が確実
タイ、インドと拡大していくんだろうけど、中韓はどんどん孤立化してくだろな
中国がエラソ~に世界の工場とか言うケド
世界中から仕事をもらって生きてるんだからな
それももう終わり、これからはベトナムとミャンマー