【悲報】男の笑い「ボーボボ」と女の笑い「鬼滅の刃」、ガチで分かり合えない構造だったwwwwwwwww

【深掘り調査記事】女性の笑いは「鬼滅」でなく「地獄のミサワ」?
自意識過剰なイケメンにハマる心理とは

5ちゃんねるの「男女のユーモアの違い」を語るスレッドで、「女が一番好きで面白いと思ってるのは地獄のミサワだろ」という異色の意見が投下されました。

議論の主流であった『鬼滅の刃』のギャグとは全く異なる、ネットカルチャーの文脈から登場した「地獄のミサワ」。この突飛にも見える説は、しかし、女性のユーモアセンスの隠された一面を鋭くえぐり出しているのかもしれません。なぜ、あの自意識とナルシシズムの塊である「ミサワ系男子」たちが、女性の笑いのツボを刺激するのか。その作風を分析し、『鬼滅の刃』と比較しながら、女性の笑いの新たな可能性を探ります。

1. 「地獄のミサワ」作風分析:カッコつけ男を愛でる文化

地獄のミサワ作品の核となるのは、一貫して描かれる「ウザいイケメン」、通称「ミサワ系男子」です。彼らの特徴は以下の通りです。

  • 過剰な自意識とナルシシズム
    彼らは常に自分がどう見られているかを意識し、「オレってイケてるだろ?」というアピールを欠かしません。しかし、そのアピールは常に空回りしています。
  • 独特のセリフ回し
    「でもオレ『持ってる』からなー」「ごめん、今のでキュンとしちゃった?」など、聞いている側が恥ずかしくなるような独特の「ミサワ構文」を多用します。
  • 謎のポジティブさとタフネス
    どれだけスベっても、他人から呆れられても、彼らの自己評価は決して揺らぎません。その鋼のメンタルは、一周回ってすがすがしさすら感じさせます。

では、なぜこの「ウザさ」が女性にウケる可能性があるのか。それは、「ツッコミどころ満載の残念なイケメン」を安全な場所から観察し、愛でる(いじる)楽しさにあると考えられます。現実世界で出会えば厄介な存在ですが、フィクションの中であれば、その痛々しい言動は全てが笑いの対象となるのです。

2. 「鬼滅の刃」のギャグとの比較で見えるもの

元のスレッドで「女性的な笑い」の例とされた『鬼滅の刃』のギャグと、「地獄のミサワ」を比較すると、興味深い共通点と相違点が見えてきます。

共通点:キャラクターの「暴走」
『鬼滅の刃』のギャグも、ミサワの笑いも、キャラクターが常軌を逸して暴走する点で共通しています。普段はシリアスな伊之助が「ほわほわ」したり、善逸が汚い高音で泣き叫んだり。ミサワ作品でも、キャラクターは常に自意識を暴走させています。この「普段とのギャップ」や「常識からの逸脱」が笑いの源泉となるのは、男女共通の感覚かもしれません。

相違点:「ツッコミ役」の不在と「読者の立ち位置」
最大の違いはここにあります。『鬼滅の刃』のギャグシーンでは、ツッコミが不在で「変な人たちを読者が目撃する」構図になりがちです。一方、地獄のミサワ作品における真のツッコミ役は、常に読者自身です。キャラクターたちの痛々しい言動に対し、読者は心の中で「うわー、何言ってんだこいつw」とツッコミを入れることで、笑いが完成します。

この構造は、「男はボケて笑わせようとし、女はツッコんで楽しむ」という一つの傾向に、奇妙に合致します。読者を絶対的な「ツッコミ側」「観察者側」に立たせることで、安心してキャラクターの滑稽さを消費できる構造が、人気の秘密なのかもしれません。

結論:女性のユーモアは「共感」だけではない

「女性の笑いは『わかる〜』という共感が中心だ」と、これまで語られてきました。しかし、「地獄のミサワ」という分析軸は、それだけではない可能性を示唆しています。

それは、対象を安全圏から観察し、愛あるツッコミを入れ、その滑稽さを愛でるという、より批評的でサディスティックな視点です。完璧ではない対象を見つけ、その「ダメさ」を笑いに変える楽しみ。

もしかしたら、多くの女性が心の内に秘めているのは、ただ共感を求めるだけではない、地獄のミサワのキャラクターたちを笑うような、少し意地悪で、だからこそ愛情深いユーモアセンスなのかもしれません。

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